脱MR探偵の空木健介の前職の勤務地だった北海道から、仕事の依頼があった。それは二年前、ススキノでラウンジを経営していた最中に、突然行方が分からなくなった姉の調査の依頼だった。その依頼者は妹の山岡清美という聾者だった。
調査の初めの仕事は、東
京に転勤して来た製薬会社の部長、町村を訪ね、美夏の行方の手掛かりを調べることだったが、成果は無く、空木は札幌へ飛ぶ。
道東の斜里岳山麓で発見された白骨死体。姉の美夏の残したノートから浮かび上がるイニシャル。改めて空木と、妹の清美の調査が始まる。
そんな中、東京小金井市のショッピングセンターで男性が転落死する。死亡した男性は、空木が最初に面会した製薬会社の部長、町村だった。警察は当初、自殺と見るが、空木の話に他殺を疑い始める。
ススキノの美夏の経営するラウンジの常連客だった町村の死と、美夏の行方不明は繋がるのか、空木は再び北海道へ飛ぶ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-22 15:08:16
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そんな船乗りに一人の娼婦が声をかける。彼女の名はダリア。新月の夜に出会った最初の客の願いを叶えるという彼女の正体とはーー。
最終更新:2024-06-18 23:19:42
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しかし彼女は私を独りテーブルに残し
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最終更新:2023-01-18 13:50:15
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最終更新:2015-05-16 12:33:54
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はまなせばはまなせるなりはまなすは
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仙台に住むごく普通の男子高校生だった少年は、ある日仙台駅で別人の女性と入れ替わった。女性が乗るつもりだったらしい新幹線で、少年は青森へと向かう事になってしまう。その先に待ち受けているものが何かも知らず…。
最終更新:2010-07-05 08:27:28
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