とある人とその愛人の1日
最終更新:2024-10-24 05:31:02
873文字
会話率:15%
中学一年生になり、初めて一人で電車に乗った奏はうっかり寝てしまい、最寄りの駅を乗り過ごしてしまう。仕方がなく、知らない街で電車から一度降りることに。その街はとても変わっていた。
大きなクマのぬいぐるみが置かれたレコード屋、革張りのソファや振
り子時計、足踏み式のミシンなどを扱う古い家具屋、エプロン付きワンピースを着たトルソーが並ぶ古着屋など。少し不思議なお店が軒を連ねるアーケード商店街を通り過ぎようとした時、車一台がようやく通ることができる横道が目に入った。
その横道を進んでいくと、「乗り過ごし鉄道」という名の絵本屋に行き当たる。
世界中の絵本を扱うこの店を、奏はこの街で最も不思議なお店だと思った。
なぜか。
それは、この店の中で絵本を読むと、絵本の世界中に入り込むことができるからだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-20 15:31:15
6108文字
会話率:40%
生来の勃起不全を患っていると信じて生きてきた私が初めて感興したのは児童服売り場に佇立していたトルソーであったのに、いつか一人の異性が私を魅了していた。私はいつの間にか変化し、あるいは変化を涵養してしまったのだろうか。
※ この作品はカク
ヨム様でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-28 15:19:35
29988文字
会話率:4%
10年前に起きた地元での殺人事件を忘れられずにいる八重樫尊(やえがしみこと)。
死体をトルソーのように加工し、教会に飾られていた事件。幼いながらに尊は死体の飾り方に心奪われ、魅了されてしまう。
その事件と似たような事件が10年経った現在、上
京先でも起こった。
同一犯だと確信する尊は、ある日バーで出会った見ず知らずの男にトルソー事件についての思いを酒の勢いで話してしまう。
その男とバーで度々会い話を重ねるにつれ、尊は犯人に近づいていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-08 17:05:45
41717文字
会話率:38%
人々が孵らぬ卵を産む様になった世界、その卵を素材と、励んだ男が遺した七つの芸術作品。その中身は何なのかを問い掛ける、彼乃至は彼女の八つ目。
最終更新:2016-02-19 21:16:39
8023文字
会話率:6%
肉の器より解き放たれ、霊の霞として暮らす人類。その字義通りである成人式を、とくとご覧頂こう。
最終更新:2015-02-14 10:44:21
11504文字
会話率:0%
アーティストのお話。
最終更新:2015-01-28 10:34:39
1449文字
会話率:37%
pixivにも載せたもの。トルソー人形が好きな人の話です。変態かなあ。
最終更新:2012-02-19 13:28:15
4256文字
会話率:0%