センチメンタリズム(感傷主義)の詞
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最終更新:2022-11-20 09:12:42
212文字
会話率:0%
「生きるってことは、自由ってこと。細胞で出来ているか機械部品で出来ているかなんて問題じゃないわ」
「俺は『殺し』に本質的に悪性が備わっているとは思えない」
高汎用人工知能を搭載した一機のロボットと全人類との間で起きた『七日間戦争』は、東
京に降り注いだ核の雨によって終幕を迎えた。
後に残された巨大クレーターを覆うように建設された都市国家『オルビス』。それは、ロボットによる合理的で効率的な統治の実現された、人間にとっての理想郷だった。戦争の記憶は時代の流れとともに次第に薄れていき、いつしか『オルビス』は、世界中の人間が憧れ、いつかその地に住むことを夢見るまさに東方の楽園(エデン)となった。
しかし、その地下に、郷愁と懐古から生まれる刹那的センチメンタリズムに縛られた人間たちの作り上げたもう一つの都市があることを、多くの人々は知らない。
その名も地下東京。かつての日本の首都で今は灰燼と帰した大都市・東京を模した地下都市である。それは、かつてこの場所に存在した東京を愛してやまない者たちの執念が作り上げた、新たなる大都市であった。
しかしながらその実情は、オルビスにとっての体のいい実験場である。『科学爆発』により生み出される未だその効果や効用が未知な科学技術をこの箱庭に流し込むことで、社会に対する影響とそれにより引き起こされる事態をデモンストレーションし、データを採取するのだ。
それ故この地下東京は、かつての東京の面影を残してはいるものの、街には異次元の科学技術が蔓延り、それを悪用する者たちも大勢蔓延り、危険極まりない無法地帯と化している。
電脳を持つ自称探偵の木地屋都留萌とサイボーグ少女の沙羅牧菜は、地下東京の一角で探偵事務所を営みながら、今日も今日とて、行き過ぎた科学技術の引き起こす不可解な難事件を、タッグで解決してゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-02 19:00:51
31294文字
会話率:26%
某高校の部員四名の文芸部。
ある日、部員のひとりアマチュアなろう作家スミが、異世界転移に成功した。
残された三人の部員――ライト文芸好きのレンリ、純文学マニアのミョー、本は読まないがロックンロールのハートを持ったキッちゃん。
スミの力説す
る異世界もののよさはさっぱりわからなかったが、さすがに異世界に行かれてはと、三人もスミのあとを追う。
異世界転移先の世界は、王道ファンタジーRPGのような世界だった。
そこで衝撃の事実が判明する――スミはこの世界ですでに魔王軍の一員となっていたのだった。
「魔王軍。人の価値観はそれぞれだから、それを僕が一概に悪いと断定することはできない。
けどね、僕はこの広い世界の隅で思うよ。スミ、おまえはどうして、そんなことをしてしまったんだ。
俺たちの知らない心の闇を、きっと、おまえも抱えていた――気づくのが遅くなって、ゴメン。親友」
「兎角魔王というのは厄介な代物でありましてつまりしてそれは何を魔となすのか。魔といいますけどもわたしにはそんなに魔ということがピンとこない。魔であればいけなかろうか? そういうのをお得意のセンチメンタリズムで庇うことに、唾棄、唾棄唾棄唾棄。」
「きょうの、アタシにっき。スミさん、だいじょぶかな(あせあせ絵文字)
スミさんのハートはMaybe、バーニング。アタシたちの未来はナッシング?(なんてね。笑。でも、少女たちに明日は、あるよね・・・)」
「あああああもおおお、うるせえ!!! 某高校文芸部に告ぐ、もうほんっとそゆとこだろうがよおぉ!
どうしても俺様を現実世界に連れ戻したいのであればなぁ――小説投稿魔術『ワナビーノベリスト』で、俺様を抜いてみやがれ!!!!!!!」
「「「……えー、けっきょく異世界でも文芸部活動するってこと???」」」
その通り。
某高校文芸部員たちは、「ワナビーノベリスト」にノベリスト見習いとして登録。
評価ポイントがそのまま【筆力】となる法則のもと、冒険をしていく。
冒険の旅で感じたことを、それぞれのスタイルで記録していく部員たちの小説は、やがてすこしずつ人気が出始め、【筆力】が上がっていく。
そしてやがて、
「ジャンル」に固執していた四名の部員の考えが、大幅に変わっていく。
これは、ただ文芸部なだけの、冒険そして成長の王道ファンタジーである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-14 12:00:00
1615文字
会話率:72%
あの頃あったセンチメンタリズムは、まだ私の中で息づいているようだ。
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最終更新:2013-06-25 20:09:43
310文字
会話率:8%
誰だって、生まれてきたくて生まれたわけじゃない。
誰だって、死にたくて生まれてきたわけじゃない。
必死で曖昧で不確かで滅茶苦茶な、そんな俺たちが自分のペースで進んでいく、歩いていく、青春の一ページ。
『六十億分の一の奇跡な俺たちの他愛な
い軌跡』。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-04-05 16:14:46
2842文字
会話率:14%