彼女と手を繋ぎたいと思うことは、恋愛感情から生まれているのだろうか? それとも性的感情なのだろうか?
なぜ人は生殖には無意味なのにキスをするのだろうか?
恋愛感情と性的感情を全く感じられず共感ができないアセクシャルの彼女。彼女と付き合
えることになった私。
彼女のセクシャリティーを尊重したい私。しかし、彼女と付き合っていく中でセクシャリティーの違いによる様々な葛藤と問題に直面する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-16 17:00:00
112153文字
会話率:36%
LGBT。
これらはセクシャリティー――性的指向と呼ばれ世の中に認知されつつあるが、実はその種類は多岐にわたる。
これは、そんな中でも日本でまだ馴染みの薄いセクシャリティーに悩まされる二人の学生の物語。
最終更新:2018-12-11 21:03:19
5992文字
会話率:36%
僕(黒田歩)は、モデル出身の俳優である。けっして有名俳優ではないが、ボーイズラブ作品に関しては一番人気だと言われている。そんな僕は、LGBT(レズ・ゲイ・バイ・トランス)にも属さない、人からも聞いたことのないセクシャリティーを持っている。友
達も家族も、それを知らない。
あまりにも母から自由を尊重されすぎた反動かも知れないと僕自身は分析している。
若くてきれいな女性にはまったく興味がなく、オバサンを求めているのだ。熟女好きとは少し違う。熟女好きは、美しいオバサンが好きだからだ。
「歩、しっかり勉強して、いい学校に入らないと!」など、厳しい口調で抑圧するタイプの母親に憧れていた僕は、性格がきつくて、ふっくらした、いかにもオバサンって感じのブサイクな女性しか愛せないのだ。
ある日、そんな僕に朗報があった。僕のファンクラブ会員である女性から、バレンタインデーにプレゼントといっしょにファンレターをもらった。会員データを調べると彼女は49歳だった。僕の期待は膨らみ続ける。会いたい、彼女に会って話がしたいと切望する。
そんな中、事務所の社長から、大阪でモデルクラブを経営している女社長といっしょに食事をしないかと誘いがある。その女社長の親友が、僕のファンクラブ会員であるその女性だと知った僕は、やっと巡ってきたチャンスに胸を膨らませながらレストランに向かう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-14 00:00:00
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会話率:16%