ラヴの世界は、あります。
民夫と美由紀は春うららかな大学の中庭で運命の出会いをした。
ホリケンそっくりな民夫とカバそっくりな美由紀。しかし二人は互いに吉本新喜劇のように引かれ合って行く。
やがて二人はメンバーを集めてバンド活動を
始め、プロを目指す。
「ボクがジミ・ヘンドリックスになるからミユッキーはママの味がするベースボーカルになってくれ」そう民夫に言われ、美由紀はハリセンをフルスイングして突っ込む。
やがて歳を取り、民夫の死を迎える時まで、二人は永遠のラヴの世界を走り抜けるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-21 07:23:19
18135文字
会話率:29%
冴えない音楽オタク・センがトラックに轢かれて転生したのは、CDもバンドもない超ローテクファンタジー世界だった。耳の聞こえない幼馴染みのため、センは心の中で生きるジミヘンの声に従い、歌魔法で新しい音楽を奏でることを誓う。
最終更新:2019-12-27 12:00:00
6085文字
会話率:30%
三軒茶屋の貸しスタジオに、音源と一緒にぽつんと置き去られた手紙。「ただ一人のあなたへ」宛名も、差出人もない手紙。いつか、ともに過ごせる春を祈って。霜月透子さん『恋文企画』参加作品です。
最終更新:2018-02-12 08:20:35
5083文字
会話率:26%