空から降って来た「ソレ」が俺達の世界を変える。
突然やって来た生物と塗り替えて行く日常と非日常が様々な事が織り重なり進んで行く。
最終更新:2024-09-06 00:00:00
143153文字
会話率:46%
推理小説に出てくる名探偵に憧れる中学三年生の臺理沙(うてなりさ)は初めて事件を経験していた。自宅の近くで亡くなった二階堂由紀嵩=通称、きのこ博士の事件に遭遇したのである。理沙の通う中学には、きのこ博士の自宅で使用人として働く少年、明日戸孝
之(あすどたかゆき)がおり、彼から事件の内容を教えてもらうことになった。
話を聞き、探偵として、きのこ博士の死が不審死であると察した理沙は、自身の祖父、元名探偵の臺清太郎と共に、この事件を捜査することに。きのこ博士は、きのこ学の権威として、自宅に多くのきのこを蒐集していた。その中には毒きのこも数多くあり、理沙の興味を引いたのは、シャグマアミガサタケという毒キノコであった。
このきのこは火で焼いてその煙を嗅いだだけでも効果があると、理沙はきのこに詳しい孝之から話を聞く。
きのこ博士には遺言書があり、噂では、事件性があれば通常通りの遺産相続がされないということであった。その点から、家族には亀裂が入っており、特に遺産の贈与を受けたい長男、二階堂悟はピリピリとしていた。また娘の楓も自分の進路で悩んでいた。
孝之は楓に好意を持っており、何とか遺産を相続させるために、遺言書を改ざんすることを試みる。改ざんは成功するが、楓に真相を見破られる。実は、孝之はきのこ博士の隠し子であり、もう一人の使用人、早田雅子との間に生まれた人間だったのである。
もちろん、その事実を本妻である全身麻痺に侵された二階堂小夜子は知っている。そして、罪を償わせる為に、小夜子は唯一動く右手を使い、太陽光を操り、シャグマアミガサタケに光をあて、焦げさせることで毒を気化。きのこ博士を毒殺することに成功する。
理沙も清太郎もこのトリックや二階堂家の背景を見抜き、真相を告げることで事件の終着を目論んだ。
結局、きのこ博士の正式な遺言は誰にも遺産を相続させないというもので、すべてを知っていたきのこ博士の家族を試す策略であったことが判明し、事件は無事に解決することになる。
事件後、探偵として本格的に生きていく覚悟を決める理沙であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-22 12:35:13
141609文字
会話率:54%
アルバイトの為にとある田舎村に来ていた青年。しかし、雇い主からの指示がないまま、すでに数日が経過していた。暇を持て余しているところへ、通りがかった老人から「山にはクマが出る」と言う話を聞かされる。そして、さらに数日経った夜、ようやく彼は「山
仕事」とやらを手伝わされるのだが、そこで思いがけない物を目の当たりにするのだった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-11 23:07:03
8352文字
会話率:37%
次回投稿ですのでここでは書きません
最終更新:2016-07-11 23:58:16
260文字
会話率:0%
表と裏の顔がある五人組、神成一真、水瀬雫、本城迅、吉村拓巳、神成真奈。学校では、他の生徒と同じ一般人を装い、学校以外では、その人たちにとっては聖地の秋葉原に行ったり、アニメのグッズを買ったりと、いわゆる「オタク」というものだ。
今日も学校
が終わり、いつもの喫茶店で集まるはずだった。しかし突然現れた化物によってそこにみんなが集まることは無かった。神成一真と水瀬雫は学校が同じなので一緒だったが、他の三人との連絡がつかず困惑していた。その時、自分の胸に一つの光が入っていく気がした。二人は光の事を疑問に思いながら、他の三人を探すことを決意した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-06 19:28:35
4179文字
会話率:43%