王太子が公爵令嬢に婚約破棄を突きつけた。
身に覚えのない罪状で断罪された公爵令嬢は王太子に縋りつくが、「私に触るな!」と突き飛ばされてしまう。
そのまま倒れる公爵令嬢であったが……その場にいた全ての人間が騒然とした。
打ちどころが悪かったの
だろう、公爵令嬢は即死していたのである。
婚約者を殺害してしまった王太子は、坂道を転がり落ちるようにして破滅していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-02 18:16:35
18557文字
会話率:43%
魔王城にて勇者パーティーと魔王、そして魔王四天王は対峙していた。
勇者と魔王、勇者パーティーメンバーと魔王四天王が戦闘を行っている中、1人戦闘に参加していない者がいた。
デッドエンド王国の王太子であるサキナイルである。
それぞれ
戦っていた勇者パーティーと魔王たちの距離がある程度近くなったと思ったサキナイルは、懐から魔導具を取り出し戦闘中の彼らに向かって魔導具を投げた。
魔導具は光を放ち封印結界を展開した。
勇者パーティーと魔王たちを封印結界に閉じ込めたのを確認したサキナイルは、バッグから認識阻害の付与されたローブを着てフードを目深に被ってその場を後にしデッドエンド王国に帰国した。
サキナイルは、両者が戦闘に集中している隙に魔導具を投げ封印したのだが、勇者パーティーは魔王たちと相打ちになり死んだことにした。
国王は、聖女のソフィアと王太子のサキナイルを結婚させるつもりでいた。
グオクズ国王は、宰相を呼び世界に魔王封印の報せを出すよう命じた。
サキナイルに封印結界魔導具で封印された勇者パーティーと魔王たちは……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-08 12:00:00
2451文字
会話率:47%
人間全てが金髪碧眼に白い肌を持つ世界に異世界召喚されてしてしまった少女は、神託によって聖女と呼ばれ、訳が分からないまま武神降臨の為の旅へと強制的に出されてしまった。だが、少女が黒髪、黒い瞳、濃い色の肌を持つが故に、ガット王国民は、少女を“黒
い聖女”と呼び始め迫害していく。死ぬ事も許されず、武神降臨の為の生け贄と言われがらも、遂にはその時を迎えようとしていた。しかし、世界の誰も知らない。神託と聖女と武神の本当の意味を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-31 11:35:04
15125文字
会話率:18%