引きこもりで性格の捻くれた四ノ宮朝陽はいつもの如く心の中で悪態を付きながらオタクショップ巡りをしていた。
鬱屈とした物を抱え、異世界転生を願いながらも自ら死ぬ事も出来なかった彼は唐突に巻き起こる異変に巻き込まれてしまう。
【太陽
の消失】──その人類史の最大最悪の大事件から三百年…人類の生き残りは地下深くに新たな文明を築いていた。
生き残りの子孫達は地下数キロまで凍り付いた大地を掘り進める事で、地球の核の熱により未だに存在する水を汲み取り、生きた施設を使い堆積した固体の大気を溶かす事で酸素を得る。
地下に築かれた人類社会は完全な縦社会であり、人は生まれた時から階層も決まっており、名前にも自由ない。
そんな全てが氷に閉ざされ、地下に潜るしかなくなった人類の一人──シロに朝陽は二つの選択肢を突き付けられる。
「この凍った地下に築かれた新たな文明で成り上がるのか、それとも──奴隷に成り下がる?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-12 12:00:00
8856文字
会話率:46%
文学極道にて2017年10月 次点佳作
http://bungoku.jp/ebbs/log.cgi?file=551;uniqid=20171003_404_9934p#20171003_404_9934p
最終更新:2018-02-13 16:32:48
919文字
会話率:0%
平凡な高校生、タケルは秋葉原のオタクショップからの帰り道で突然べつの世界に迷い込む。そこで出会ったのは異端審問官アーノルド。タケルはアーノルドに「なにか役に立つ知識はないか」と尋ねられ、得意のミリタリー知識を披露し始めるが……
最終更新:2015-04-27 16:00:00
4898文字
会話率:39%