「頭脳明晰、恋には臆病」なふたりの研究生活。舞台は日本の大正時代によく似たどこか。設定はゆるふわ。歴史小説というよりファンタジー寄り。
私立女学校の教員畑中美代子(はたなかみよこ)は、人生を捧げると決めた研究のための精進を怠らず、三十路を
迎えた。大学時代の研究仲間で華族令息の凪見小路通麿(なぎみのこうじみちまろ)に請われ、帝国考古学研究所に転職。烏池小路と共に古文書解読と検証の案件に取り組む
実は大学時代から美代子を溺愛している凪見小路。不羈独立(ふきどくりつ--つまり他人に借りを作らず頑張るひと)の志を凪見小路に尊重されていることにも、自分の恋心にも、気づいていない美代子。
連作形式にしたいと思っていますが、とりあえず第一章で完結予定。最初の案件は大航海時代にヨーロッパの楽器と西太平洋の楽器で奏でられた合奏曲の謎にまつわる物語。
他サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-04 19:00:00
8749文字
会話率:21%
晩夏、御堂杜惟は姪に見送られて家を出た。歩きながら思うのは、祝言を来年に控えた姪のこと、亡き人たちのこと。あるいは、失うばかりではない日常のこと。※「梅花の候」「新緑の候」続編ですが単品でも読めます。
最終更新:2014-11-22 22:30:15
4450文字
会話率:9%
梅花の候。白梅を眺める鏡子の隣に、ひとりの青年が並ぶ。彼は帝大の制服を身に纏い、端麗な容貌をしていた。 ※エセ大正浪漫。帝大生×女学生
最終更新:2014-03-20 20:40:01
3860文字
会話率:42%
生きながらえることを、千歳は望んでいなかった。兄の姿をした妖を厭いながら、彼女が前を向けるようになるまでの物語。
最終更新:2014-01-05 21:41:10
11493文字
会話率:32%
セリフだらけのエセ大正浪漫小説。
最終更新:2010-09-25 08:48:02
14544文字
会話率:76%