【ほぼ存在しないしない俺を、学園の姫だけは見つける】の後日談を載せたものです。
本編↓
https://ncode.syosetu.com/n1537go/
本編はEP100で完結とし、後日談は別の所に載せて区切りをよくしようと分け
させて頂きました。
この作品は連載当時執筆初心者だった作者が完結の仕方が分からず、ダラダラと載せたものになります。
その為、面白さはあまり保証できません。が、読んでくださると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-05 01:00:00
170965文字
会話率:34%
主人公の江波戸蓮(えばとれん)は、''ほぼ存在しない''高校生。
影が絶望的に薄い、ほぼ存在しない男と自称している。
そんな蓮が、台風の影響で強風と大雨に襲われながら下校していた時の話だ。
その道中、蓮はこの土砂降りの雨の中で傘も
ささず佇んでいる女性を見かけた。
その女性の名は白河小夜(しらかわさよ)。
蓮の通う学校では[学園の姫]と呼ばれ、文武両道、容姿端麗、品行方正が揃ったハーフの少女だ。
そんな小夜だが、影が薄いのもあり蓮は興味を持たなかった。
しかし、さすがにこのまま無視して下校するのは目覚めが悪い。
そう思った蓮は、持っていた傘を小夜の手に押し付けて走った。
…まあどうせほぼ存在しない自分は気づかれちゃいないだろう。今後姫と関わることも無いだろう。
その時、蓮はそう思っていたのだが…
「昨日貸していた傘を、返しにお伺いしたのですけど……」
次の日、散歩から帰った蓮の部屋の前で、昨日蓮が押し付けた傘を持った小夜が立っていた。
──なんと、小夜は何故か''ほぼ存在しない''蓮のことが普通に認識できる人物だったのだ。
つまり昨日蓮が傘を押し付けていたのをしっかりと覚えており、今蓮の目の前にたっている。
それに驚く蓮、その蓮の顔色を見る小夜。
蓮の顔色を見て、小夜は蓮が風邪をひいているのだと認識し、返しに看病すると言ってきた。
そう、蓮は昨日雨に濡れたにも関わらずろくに体を温めなかったため無自覚にも風邪をひいていた。
そして風邪をひいていると自覚した蓮は、小夜の看病するという提案を拒んだ。
とある事情の上、蓮は今の日常を壊したくはなかったのだ。
しかし、小夜は諦めずに理屈を並べ強引に蓮を説得を試みた。
あまりのしつこさに頬を引き攣らせる蓮だが、次の交流はどうせないと思いたって小夜の好きにさせることにした。
今後、予想外に小夜との交流が増えていくのも知らずに…
これは、''影が絶望的に薄い蓮''と''その蓮を唯一見つけることができる小夜''が少しずつ近づく、恋の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-01 00:00:00
10675文字
会話率:13%
俺は江波戸蓮(えばとれん)、ほぼ存在しない高校1年だ。
影は絶望的に薄い、名前は知られていない。
そんな俺は、土砂降りの雨の中傘もささずに突っ立っている学園の「姫」を見つけた。
さすがに目に悪い、声をかけてもどうせ気づかれないだろ
うし、幸い雨具を着ている。
俺は姫の手に傘を押し付け走った。
まあどうせ、俺の存在なんて気づかれちゃいない。
急に落ちてきた傘だと思って、今後こいつと関わることは一生ないだろう。
そう思ってたんだけどな、その時は。
※総合10000P突破!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-11 00:00:00
242108文字
会話率:37%
【書籍版2巻、3/25発売!】
【オーバーラップ文庫から書籍発売中】
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自称『選択的ぼ
っち』の楠葉廉(くすばれん)はある日、ひょんなことから『高嶺の花』と称されるクールな美少女、橘理華(たちばなりか)に恩を売ってしまう。
やたらと義理堅い理華に無理やり恩返しをされた廉だったが、理華との関わりはそれでは終わらなかった。行きつけの店が同じで、共通の友達がいて、マンションが隣で……何をしてもなぜか二人は一緒に!
「なんでここにいるんだよ……」
「それはこっちのセリフです」
しかし、そうして不思議な交流を重ねるうちに、二人は少しずつ、お互いに心を開いていく。
「一緒に帰るのが自然でしょう?」
「楠葉さんは良い人だと思いますよ」
「私は楠葉さんと、友達でいたいんです」
これは、変わり者の二人が互いを知り、友達になり、そして恋人になる、青春じれじれ恋愛物語。
※この作品は『カクヨム』にも掲載しております
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-25 18:00:00
249827文字
会話率:44%
オンラインフードデリバリーでバイトしている少年、蓮見悠雅(はすみゆうが)はある日、同じクラスのギャル系美少女、静樹水織(しずきみおり)の家に配達をすることになる。
だがドアを開けたのは、教室で見る派手な姿とは正反対の、地味で大人しい格好をし
た水織だった。
「だ……誰にも言わないでくださいね……?」
「べつに、言わないけど」
リア充ギャルが、家では地味子。そんな秘密を共有した二人は、その後も配達を通じて交流を重ねる。ルーターの故障を直したり、漫画の貸し借りをしたり、水織の部屋で雨宿りをしたり。
そうしていつしか、悠雅は水織にとって、唯一心を許せる相手になっていく。
「……もう少しだけ、いてくれませんか……?」
「抱きついたりして、すみませんでした……」
「蓮見くんは……どうして私を助けてくれるんですか?」
無愛想で、けれどお節介な悠雅と、本当の自分をさらけ出せずにいる水織。これはそんな二人による、『デリバリーラブコメ』である。
※作品内のバイトはウーバーイーツがモデルですが、細かいシステムやルールは異なります。
※この作品は『カクヨム』にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-22 18:09:41
120286文字
会話率:47%
田舎の大学を休学し、東京で社畜ライフを送る主人公、望月治(おさむ)の隣室には、恐ろしいほど可憐な女子高生が住んでいる。
有村日和(ひより)との関わりは無に等しく、これからもお隣さん以上の関係になるはずがない、そう思っていた。
雨の降
る公園で、傷だらけの子猫を不思議な力で癒す日和に遭遇するまでは。
「見られちゃったか」
「いや、見てない」
以来、日和にグイグイ絡まれるようになった治。
手料理を作りに来たり、映画に連行されたり、旅行に連れて行かれたり……ぎゅっとハグされたり。
ドライで現実主義者だった治は最初こそ冷たく接していたものの、明るくて優しい日和と過ごすうちに少しずつ心を開いていく。
しかし、治が自分の気持ちに気がつく頃には、休学期間を終えて地元に帰るリミットが迫っていて──。
これは、趣味も性格も正反対だった二人の、心が触れ合うまでの物語。
※本作はじれじれで甘々な純愛モノです。若干ファンタジー要素がありますが、あくまでも物語を甘くするためのトッピング(シロップ)です。物語にはほとんど絡みません。
1/15 現代恋愛日間2位。
12/27 第1章完結いたしました。
1/15 第2章完結いたしました。
5/17 完結いたしました。
ご愛読くださった全ての読者の皆様に、心より感謝申し上げます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-17 18:20:42
413019文字
会話率:37%
「わたしは生きるの」――そう宣言した彼女の笑顔は、凍った湖面のような彼の心にさざ波を立てた。
::私立霞谷病院に勤める瀧清一郎《たき せいいちろう》は、腕は良いが冷血人間と名高い循環器内科医だ。
理性的で合理的、医者の本分は患者を治す為に力
を尽くすこと。
患者を診るのに余計な感情は必要ない。
それを信条とする清一郎は、ある日屋上で一人の少女と出会った。
彼女の名前は雨宮キラ。
心疾患で、幼い頃から入退院を繰り返している少女だった。
彼女は無愛想な清一郎に屈託なく笑いかける。
ただの患者にしか過ぎなかった少女は、やがて彼の中でかけがえのない存在となっていく。
※『のべぷろ!』にも投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-19 08:00:00
167087文字
会話率:29%