あ? 俺が勇者様ご一行から追放された? 馬鹿を言うな。俺は追放されたんじゃない。俺が全員を追放したんだ。
何? お前は勇者じゃないだろって? そりゃそうだ。俺は僧侶に過ぎないからな。だが、魔王討伐の旅をしているのは、間違いなく俺だ。そうだろ
う? 現に勇者様ご一行はチマチマとレベル上げをしてばっかりで、魔王をいつになっても倒しやしないんだから。
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これは、後に勇者の代わりに英雄となった僧侶がぼっちで魔王討伐の旅にでた武勇伝の、前日譚。
あくまで、前日譚。
どうして一人旅を選んだのか、その経緯を語るだけで、一人旅の内容までには至らない、そんな話。
※主人公は少し思いやりの心が欠けております。言葉の選び方が悪く、強引で執拗ともとれます。でも悪い人じゃないんです(聖女談)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-06 12:14:03
8639文字
会話率:59%
今まで詠んだ短歌の中から著作権的に問題のないものを載せました。
各章、連作ではありません。章タイトルは、直感でつけたテキトーなもの。
ちょっとした日常の鼻歌を集めた小さな作品集。の、つもり。
最終更新:2017-07-19 00:11:33
1742文字
会話率:0%
稀代の女たらしと評される放蕩王子エーリクは、ある時、堅物と名高い伯爵の末娘に興味を抱く。父の気質をそっくりそのまま譲り受け、面白みのない性格をしているらしいその令嬢だが、実際は――? 恋に慣れた王子様と深窓の伯爵令嬢の恋の話。の、つもり。
最終更新:2011-05-15 14:00:00
27885文字
会話率:50%