神代より続く日神の家系に生まれるも、幼少より“土蜘蛛の呪児”と蔑まれ、家族からも疎まれていた少女・沙矢。一族から愛されている異母妹が十五になったその日、生まれた時から決まっていたはずの皇子との婚約を取って替わられた。
沙矢は一族全員から
罵られ蔑まれ、最後には縛られ川に流される。遠くなる意識の中、沙矢を助けてくれたのは黒髪の美しい青年。彼は冥府を統べる土蜘蛛の一族・那由多の王であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-31 22:05:18
29456文字
会話率:28%
短編「悪役令嬢のための聖櫃同盟」から連載「聖者達のための狂詩曲」に続く、最後のお話です。
悪役令嬢は王子を愛していたのか、いないのか。
連載で書ききれなかった零れ落ちた話をまとめたお話です。
ざまあ要素はほんのり、断罪場面はありません。
最終更新:2019-03-31 08:00:00
7269文字
会話率:22%
「正しいと主張する者達の、なんと滑稽なことか。
清らかであると言われる者の性(さが)の、なんと醜悪なこと。」
かつて悪役令嬢とされた者の言葉通りに物語は進んでいく。
『悪役令嬢のための聖櫃同盟』の王子サイドの物語です。
歌劇のような構成に
したいがため、連載としました。
なお断罪、婚約破棄のシーンはさらっと、ざまあ要素はほんのりくらいです。
悪役令嬢のための聖櫃同盟はこちらです。
https://ncode.syosetu.com/n3210eh/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-29 07:00:00
16448文字
会話率:32%