しがない子爵令嬢のミスタリア=リルファーデは前世の記憶があった。そのせいか婚約者に女性としての魅力がないと婚約破棄された。「やば、就職先見つけなきゃ」婚約が解消されて経済的に苦しく、ミスタリアは王宮魔法士団の下働きとして面接を受け、無事に働
くことなった。だが、そこはいろんな意味で魔窟だった。「え、青虫? 飼ってもいいですか?」「やだ、蛇! かわいい〜!」ただしミスタリアは前世からのメンタル最強人間である。「……(変な子だな)」「あ、こんにちは!」「……こんにちは」ミスリル並みにメンタルの強い令嬢と訳ありの笑わない魔法士のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-27 00:08:40
304389文字
会話率:28%
「捕まってしまったら……飼い殺しの人生が待ってる。だから攫ってほしい。セイレン精霊研究学校まで」
追手から逃げる彼女は、忍び込んだ列車の客室にいた不思議な雰囲気の青年に助けを求める。
伯爵家の息子であり、精霊と契約を交わせる特別な存在の彼
は、そんな彼女の頼みに妙に乗り気になった。
「婚約者がいるの。彼の元に辿り着けばきっと助けてくれる」
だが彼女がセイレンで見たのは、大恋愛中と噂の女生徒と楽し気に寄りそう婚約者の姿だった。
※カクヨムにも掲載。
※現在、執筆環境の関係で「カクヨム」が一番更新が早いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-20 20:00:00
167555文字
会話率:45%