かつて北欧で人形使いの魔女として有名だったフィオレッタは、何の因果か日本に来て、ひたすらに引きこもる毎日を続けていた。そして6年ほど経ったある日、魔法学校で元同級生だったフリストから、「お前の街に国の偉いさんの息子が来るから護衛を頼む」「
ついでに言うとその息子は高校生活を経験したいらしいからお前も学校に行ってくれ」ととんでもない無理難題を押し付けられる。
しかし、引きこもり生活が長いフィオレッタにとって、高校は足を踏み入れることも恐ろしい、第一級の禁足地だった。そこで、自らが行く代わりに自分が操る人形に行ってもらえばいい、と判断したフィオレッタは、なんと日本の高校に護衛用に強化した戦闘人形を送り込むという暴挙に出る。そこで、転校生である、「私」、館サリと会うのだった――。
引きこもりの人形使いの魔女と、高校生女子との友情ものです。たぶん。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-30 00:03:02
61349文字
会話率:71%
かつてテストプレイ中にログアウト不可となった、世界で初めてのVRゲーム。その中で敵幹部の女の子になってしまっていた僕は、何とか無事(?)生還する。
……それからしばらく経ち、刷新された運営側の一員として、そのゲームに関わって日々を暮ら
していたものの……気がついたら僕は死んでしまっていたみたいで、しかもなぜかそのゲームの世界に見知らぬ女の子の姿で転生したようだった。かつての自キャラの、読心など精神魔法特化の能力を持ちこしたままで。
そしてある日、ゲームの魔物を召喚できるアイテムを見つけた時から、世界は少しずつ動き出す……。――いつかは家に帰りたいと願うTS(男→女)転生者と、どこかゲームで見たことがあるような、異世界の人々のお話。 『ゲームの中で魔王から世界を救おうと思ったらジョブが魔王軍のスパイだった』の続編になりますが、単体でも読めなくはない……はず? 令和2年5月24日完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-24 22:33:33
540763文字
会話率:60%
恋愛シミュレーションゲームを終え、「こんな世界に行けたら」と願った俺は、いつの間にかその世界のヒロインの1人になっていた。ちなみに理由は全くわからない。
そして調べてみたところ、ゲームは既に始まっているようで、しかも俺がなったヒロイン
のルートに現在着々と進んでいる最中らしい。ただ、当然ながら、俺は男と恋愛するのはまっぴらごめんだった。よってそんなルートは絶対拒否だ拒否。
……しかし俺は同時に知っていた。この世界がゲームと同じならば、主人公が誰とも結ばれないバッドエンドを迎えてしまうと、キャラはだいたいみんな不幸になる。……それも避けたい。だから俺は決めた。「他のヒロインに主人公を押し付けて、俺は身を引かせてもらおう」と。
ところが最近、主人公の手を引いてあっちこっちに振り回す俺を、なぜか他の皆は微笑ましいものを見るような目で見ている、そんな気がする。今日もヒロインと主人公をうまく結びつけられなかった俺は、そっと溜息をついた。もういい加減、そろそろいいんじゃないか。なあ……。
「そろそろこれが夢だって、誰か言ってくれねえかなぁ……」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-20 12:12:50
189222文字
会話率:60%
右腕と右足、左腕が無い猫耳少女と二重人格の怪物の物語
孤独な少女、「ニクス」が出会ったのは、自分を化け物と自重する青年と私と、ゆかいな3人の仲間たち
急にできたたくさんの仲間に戸惑いつつも
ゆっくりと彼女は心を開いていく。
一方
二重人格の
化け物を自称する我が主「ブルード」そして彼を慕う3馬鹿と優秀な従者たるこの俺、ドルフは
無事にブルードの憂いを振り払い、彼を助けることができるのか。
え?何私情が挟みすぎている?放っておいてくれたまえ、語り手はこの私だ。
それでは、「うちの子たちが中世ファンタジーでイチャイチャするようです。」
開幕
(本を閉じるおと)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-16 08:49:52
13785文字
会話率:46%
友達なし、彼女なし、コンビニバイトの主人公 氏家 ユウ (うじいえ ゆう)
実は勇者の生まれ変わりだった!?
元勇者の相棒だった妖精の セイ (せい) に勇者が救った世界が今危機だと知らされ嫌々別世界のアリオロスに着くと………そこは!?
途中途中出会う死んだ勇者の元仲間の生まれ変わりとアリオロスを危機から救おうとする話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-13 08:21:02
940文字
会話率:52%