【毎日18時更新中!】
<ルール①:相楽杜夫は、七月十九日の夜に【宿命】で死ぬ>
<ルール②:持ち越せるものは【記憶】のみ>
<ルール③:【今回の命日から一年後の世界】を確認し、未練があれば朝からやり直せる>
十七歳の平凡な高校二年生、相
楽杜夫(さがらもりお)。
彼は、夏休み開始の終業式初日、七月十九日に必ず死ぬという宿命にある。
しかし杜夫は幸運にも、彼の地区担当の死神様の計らいにより【自分の気に入る死に様が出来るまで命日をやり直せる】【その命日から一周忌の様子を確かめられる】という特権を与えられていた。
そんな繰り返す最期の一日、彼は九度目のやり直しで【飛び降り自殺から女の子を救い、命を落とす】という事件に出くわしたのをきっかけに、自分が過去に埋めていたタイムカプセルを掘り起こすことになる。
それを叶えた十度目の命日、杜夫は自分が小学生の頃、同級生の氷雨芽々子(ひさめめめこ)という少女に初恋をしていたことを思い出し。
相楽杜夫・最後の未練を解消する、命日を股にかける旅が幕を開ける。
悪友と馬鹿をやり、妹にはっ倒され、数々のトラブルに巻き込まれながら、走れ、ズルしろ、やり切れ、モリオ! 死を想え!
いざ!
目指すは悔いなき、最高の命日(ハッピーエンド)!
【この作品は、カクヨム様にも掲載しております】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-11 18:00:00
214745文字
会話率:40%
【 惑 】わされた者はまた誰かを惑わせ、盗まれた者はまた誰かから【 盗 】む。そして【 傷 】つけられたものはまた誰かを──
【 原初の声 】をめぐり【 言葉 】を探す十色の生物、そして、【 人間 】たち。彼らはやがて【 闇 】との駆け引
きに取り込まれていく。僅かな【 光 】を掲げながら。
物語は類いまれなる美しい【 声 】を持つ鳥、ヴァンブランが【 魔道士 】の少年フォグに【 声を盗まれる 】ところから幕を開ける──
構成上それぞれの《Side》によって目線が切り替わっていくことになります。やがて一本に繋がりますがどの《side》から読んで頂いても構わない造りにもしております。かなりダークさを増していくストーリーになると思われますので、もし、そういった物語が駄目な方は御了承のうえ、お読みください。
毎回、短編を書く気持ちで書いておりますのでどこからでもお気軽に覗いてみてください。特急よりも各駅停車の旅──ゆっくりと窓の外を眺めたり時には知らない町で降りてみたり──そんなイメージでお読み頂ければ幸いです。
それほど更新ペースは速くはありませんがよろしくお願いいたします。
── ペイザンヌ ──
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-14 16:40:52
70580文字
会話率:40%