私は死霊に出会って以来、溶ける身体という病いに罹ってしまった。試行錯誤する中、K子という霊感少女に救いを求める。私はK子が言うがままに、死霊退治を試みるが、K子の本性が明らかになり。
最終更新:2011-12-29 11:33:54
17343文字
会話率:25%
この世界には妖達が蔓延っている。
そう口々に伝えられたのは、今より何代前の人間達までだっただろう。
今や人々は妖を畏れることなく、非科学的なものとして笑い飛ばす。いるはずない、と。
廃れていく現代において、その店は時代の流れに逆らって存在し
ていた。
『四季文房具店』
又の名を、妖万屋。
ひっそりと建つ古ぼけた文房具店に、救いを求める人や妖は少なくない。
妖万屋である四季春一と妖怪達が織り成すアクション・ファンタジー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-18 18:02:12
50270文字
会話率:60%
幼い頃、異世界に召喚された斎木 恋歌(レンカ)は救世主として世界を救い、大帝国皇帝の養女となって何不自由のない生活を満喫していた。
そんなある日、彼女の耳に異世界から届いた救いを求める男の声。
無視しようかと思ったものの、退屈な日常か
ら脱却できるのでは? という淡い期待に心が揺れ、思わず呼びかけに応えてしまう。
そうして訪れた二つ目の異世界アヴァンジールで、レンカは平和の御使いとして起つことを求められるのだが…
20011/07/25 タイトルを変更しました。
なお今回は全年齢対象ですが、当作品はいずれR15になったり、残酷な描写を含む可能性もございます。読まれる際にはくれぐれもご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-26 00:00:00
14976文字
会話率:30%
セカイを壊したい自分が歪んでいるのか、それとも壊したいと願われるセカイが歪んでいるのか。そんな苦しみの中、何もかもが厭になってもそれでも救いを求める主人公のお話。 20,000字オーバーの短編です。気長に読んでいた
だけると助かります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-18 08:40:54
20321文字
会話率:28%
嵯峨天皇の絶大な信頼を得て若くして権力を掴んだ冬嗣(ふゆつぐ)は、勢力を伸ばそうとたくらむ葛野麻呂(かどのまろ)や緒嗣(おつぐ)といったライバルと宮中で冬嗣と対立する中、他者の上に冷酷な存在として君臨する。だが、権力を掴んだ冬嗣の前に立ち
はだかっていたのは日本史上最悪と言われる飢饉だった。その上、以前より続いてきた出挙を軸とする経済はバブル崩壊を迎えて破産者が相次ぎ、日本全国で失業者と餓死者が続出して税収がなくなり、田畑は捨てられ、都には生活を失った人があふれるようになった。冬嗣は貧困を無くそうと借金の税率を引き下げ、生活に困った国民にコメを分配するも貧困はかえって悪化する。
飢饉は国境の外でも発生し、東北地方の蝦夷が日本人の集落への侵略を開始。頼りとする勇将坂上田村麻呂も病に倒れて命を落とし、侵略を跳ね返すための負担が国庫を悪化させる。戦乱は国内の日本人と蝦夷との民族対立も呼び、各地で扮装が勃発する。それでも、苦しみながらも日本軍は蝦夷を追い詰め、三八年間続いてきた蝦夷との戦いを、本州統一という最高の形で終えることとなった。
しかし、平和は訪れなかった。本州統一直後に海の向こうから新羅が襲来する。対馬は蹂躙され九州に軍勢が押し寄せるが、国家をかけた戦いは日本の完勝に終わり、新羅軍は無条件降伏した。戦勝も状況の改善にはつながらず、一方で、財政危機は役人と貴族の腐敗を招いた。国庫からはコメが尽き、金銭に経済の主軸を移させるがそれがかえって大インフレを巻き起こす結果となる。持つ者と持たざる者との格差が拡大し、貧困はいっそう悪化して国に救いを求める人が増えるが、冬嗣にはその全てに応えることはできなかった。冬嗣に頼れなくなった国民は国の力を借りず生きていこうとする。地方は次第に独自の権力を持ち、後の武士の誕生のきっかけとなった。
自然災害で日本各地は壊滅的なダメージを毎年のように受け続ける。嵯峨天皇はただ一度を除いて好景気を経験することのないまま責任をとって退位し、本人は拒絶するも弟の淳和天皇が即位した。冬嗣は人臣の最高位である左大臣へと上り詰め二人の息子を貴族としてデビューさせるが、淳和天皇は平城上皇と薬子の起こした反乱の関係者を赦すという名目で、冬嗣の権力のきっかけとなった反乱鎮圧と首謀者の殺害の出来事を批判した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-12-06 11:57:57
99478文字
会話率:9%
雪の降る夜、銃声が静寂を突き破った。理想と正義を掲げた若者達。神に救いを求める1人の女。しかし神は何も語らない。ただその有様を見下ろしている。愚者達は歩みを止めない。自らの血が雪を赤く染めるその時まで・・・。
最終更新:2008-03-21 14:00:46
7351文字
会話率:25%