太古の力が息づく、人智を越えた幻想世界。
白い雲海は大陸の真下を悠々と流れる。
まるで無限に続くかのような白亜の海平線。
――それは人間がまだ、天上で暮らしていた頃の話――
絶体絶命の中、彼女を救い上げたのは小さな手のひらだ
った。少年と少女は出会い、共に手を取って目前に迫る窮地を脱する。
王都からの脱出を果たし、少女は大陸の果てを眺めると、どこまでも続く雲を不思議に思った。すると少年はそんな少女を見て、「そんなの当然さ」と笑った。
彼女には、何もかもが新鮮だった。広がる世界をその眼に収め、少女の胸は高鳴った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-01 09:43:21
229489文字
会話率:22%
短大卒の22歳の主人公、相川栞(あいかわ しおり)はある休日になんの前触れもなく、知らない森の中に放り出されてしまう。そこは昔のヨーロッパのようでそうではない不思議な世界だった。小柄なせいと勘違いのため子どもに見られつつ、不思議な体験を繰り
返しながらも快適な生活を目指していくお話……のはず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-05 11:48:47
48790文字
会話率:30%
「どこまでも俺には価値がない」“欠陥品”の烙印を刻まれ、ラクシャとなった影人形・影飢。彼の生きる燐界空平線の下は、人と怪異とラクシャが入り乱れる、機巧樹から見放された世界。とある偶然から“影喰い”と呼ばれる白獅子の力を宿した幼い少女・獅子架
と影飢は出会う。「死ぬ気もない。生きる気もない。だったら私につきあってよ」彼女はそう言って機械の翼を操り楽しげに翔んだ。近年ラクシャたちに広まった宿伎OSにより変遷していく世界のなか、影人形の錆びたネジは白獅子の小さな手で巻かれていく。/ネットや拡張現実やスキル的アプリが当然のように出てくるVRMMOモドキの日常系機械風ファンタジー。場面を短く切り出したシチュエーションノベル風の習作です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-26 18:15:52
40679文字
会話率:45%
《ファンタジックホラー作品》その魔物は色を喰らう。色彩を失ったら最後、夢の中に永久に閉じ込められる。ぼくは小さな手のひらを握りしめて灰色にくすむ迷宮をひた走った。
最終更新:2013-08-24 12:36:53
6908文字
会話率:24%
一年前、○県出身の大学生が失踪した。
年齢性別は19歳男性。大学の長期休講を利用し、同県□郡△村へ小旅行に向かう予定を立てていたらしい。旅行へ向かうために家を出る姿が、両親の見た彼の最後の姿だった。
△村では彼らしき人物の目撃情報が多
数あり、彼が予定通りに村に到着していたことがわかる。また村の民宿で部屋も借りており、彼の名前が宿帳に残されていた。村での最後の目撃情報は、村の水源地へと向かう彼の姿であり、それ以降に彼を見かけたという情報は無い。
捜索の結果、最後に向かったらしき水源地にて、片手でも持てる程度の小さな手記が発見された。
その手記は両親からの情報で彼が趣味で書いていた手記と同一の物であることが確認されている。
内容は△村に肝試し程度の感覚で訪れたことが書かれており、また失踪直前に彼は随分と混乱していたことが読み取れ、到底正常とは言えない事柄が多数書き綴られている。
その後、彼の村での捜索は捜査開始から一年をもって終了することとなった。野生の獣に襲われた可能性があるものの、彼の行方は未だに掴めていない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-06 19:57:11
12418文字
会話率:0%
ふと思い立って書きました
最終更新:2013-06-04 12:53:51
263文字
会話率:0%
連続殺人事件。
被害者は全員首を×印に切られていた。
証拠は何一つとしてない。
小さな手がかりを頼りに捜査を続ける警察
目的を持って人を殺し続ける殺人鬼
物語は、六人目の被害者によって
狂い始めるーーーー
最終更新:2013-05-26 11:10:03
18098文字
会話率:21%
小さな君
小さな手
小さな吐息
そして、
小さかった僕
最終更新:2012-07-03 20:54:58
200文字
会話率:0%
何もかも、ありったけ総て、この小さな手に
最終更新:2012-02-03 00:00:00
213文字
会話率:0%
「だめっ!その北海道男爵いも100%使用ボリューム満点ガッツリカレーコロッケから手を離しなさいっ!」
「絶対に離すなっ!その北海道男爵いも100%使用ボリューム満点ガッツリカレーコロッケを取った手は絶対にっ!」
「……えっ?」
コン
ビニで万引きしようとしていたある日の昼下がり。俺の犯罪はその二つの言葉によって遮られた。俺は驚いて慌てて後ろを振り向く。
するとそこにあったのは―――空中に浮遊する、それぞれ白と黒のロリータ服に身を包んだ、二人の小さな手乗りサイズの少女の姿だった。
そして、その少女たちは俺に宣告する。
貴方は今から二時間後―――死にます。
死を宣告された、ある暗い過去を持つ一人の少年と、それぞれ天使と悪魔を名乗る少しおかしな少女たちのどたばたコメディ。
少年の運命はいかに―――。
※シリアスありです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-17 20:00:00
58798文字
会話率:46%
小さな手のひらに唇寄せて――
小さな証を契りましょう。
禁断の果実を口にした人間は、罪深き人間として深淵の裁判所へと送られる。
そこには、赤目の鬼がいると、誰かが言った。
最終更新:2011-08-06 21:22:35
508文字
会話率:0%
★☆★通算600万HIT御礼!!★☆★≪剣と魔法の異世界ファンタジー≫そして《チャンプルー・クロスオーバーな世界観!》大陸規模の戦乱の世を駆け巡る少年・樹楊を軸に巻き起る、友情・愛情・歓喜に絶望……。人のココロを重点に置いた作品となります。
コメディであり、シリアスでもある。恋愛独特のもどかしさも。◆◇◆◇◆人の命を奪う、戦人。彼らにもココロがある。歪でも霞んでいても、一つのココロ。手を伸ばして下さい。きっと彼らのココロの輪郭に触れられるはずです。重なる想い・伸ばした小さな手・残した言葉……。それらの全てが縦横無尽に物語を紡いでいく。この作品をおかずにご飯三杯は食べて頂きたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-15 05:51:21
980354文字
会話率:38%
"自由な空"を意味する世界、リベルタチェーロ
そこに住まう民は皆、ルーツと呼ばれる鳥の特徴を持っており、その鳥の種類は血筋によって異なっている。
梟がルーツなら夜目が利き、カナリアなら総じて歌が上手かった。
しかし、世界が謳う"自由な空"とは、誰もに優しい訳ではなかったーーーー
『ーーーー遠いなあ。全然、届かないや』
ボロボロの荷馬車の中、黒髪を背に揺らし、ジルは空に向けて小さな手を伸ばす。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-02 12:47:24
1293文字
会話率:13%
「この手を離さない」俺は少女の小さな手に触れてそう誓った。国々の思惑が交錯する国境の空の下で。
最終更新:2011-03-20 14:31:15
397738文字
会話率:37%
世界の生き死にの”帳尻”を合わせる能力を持つ主人公、静の家系。同じく奇なる力をその身に宿す静の家系。幾度となく交差し紡がれていく二人の運命。その運命に必死で抗おうとする抗う静と文、二人に訪れる未来とは―――
最終更新:2008-04-02 03:30:43
684文字
会話率:5%
約束ですよ、きっと守ってくださいましね――――。かつて交わした約束は、けれど守られることはなかった。主を失った少年は、少女の前から姿を消してしまう。そうして、二年。何時だってまっすぐに、自分へと伸ばされた小さな手を。自ら振り払ったその手を、
もう一度。掴むことは、赦されるのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-08-05 13:36:27
16633文字
会話率:36%
小学生の頃に事故で視力をなくした行方一と、生まれつき聴力が無く音声言語を持たない桜早紀。共有するものの少ない二人の交流はヒトより不便でヒトより親密。分かり合ってるつもりでもやっぱり時々すれ違い。近くて遠い二人の日常、男の子編。ハジメの世界は
音の世界。目が見えないと不便だけれどたまにはいいこともある。例えばいつでも手を引いてくれるあいつのこととか。でもあいつはいつも行き先を言ってくれない。今日はどこに連れて行かれるのやら。それでも頼れる小さな手、どこへたどり着いても文句を聞いてくれる耳はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-06-01 03:19:03
10534文字
会話率:17%
それは遥か昔の古代ローマ時代…。戦火の絶えない激動の渦の中で勇気が持てない臆病な少年と、皇帝に寵愛された人の心を捨てた少年が出会った。そしていつしかこの国は彼らの小さな手によって、静かに操られていくのだった…。
最終更新:2006-08-10 08:13:55
20597文字
会話率:37%