【更新休止】
前世は人間にこっぴどくやられ、滅ぼされた魔王が現代に転生した。
魔王は前世の記憶も能力も失い、ただ人間に対する恐怖だけを持ち越していた。
そんな恐怖を抱いたままの魔王が人間だらけの社会で上手く生きていくことができるはずがない
。
どうして自分が人間を恐れるのか、それを自覚することもできずに魔王は今生に絶望する。
死のうと自然に思った。
死に場所を探して船の上。そこで魔王は正体不明の飛来物体による突発的海難に見舞われた。
正体不明の飛来物体は、デブリであった。地球衛星軌道と地上とを結ぶ線が真空となり、しかも重力が狂ったために衛星軌道上の宇宙ゴミことデブリが秒速十数㎞で墜落したのだ。
どうしてそんなことになったのか――
それは前世で魔王の転生を予見した大賢者が、魔王の魂を追って勇者を転移させる魔法のせいで起きた事象だった。世界間移動魔法によって転送先の地球の一部空間が捻れ、そのために大気圏と重力圏に穴が空いたのだ。
スペースデブリなどがない彼らの世界ではその事象は起きても大きな問題にはならなかったが、地球は違った。デブリが墜落することが必然であるというレベルで宇宙ゴミは蔓延していたからだ。
魔王が海上にいたというのも問題だった。
空間の穴は閉じる際に吸引力を生じさせる。
デブリが逆召喚されかけの勇者に衝突し、その運動エネルギーのままに海面に墜落することで生じた高潮に攫われた魔王は、その吸引力に巻き込まれてしまった。
そして想定されていない衝撃や吸引物のために世界間を繋ぐ穴は複雑怪奇に捻れてしまう。魔王の魂は前世の世界に舞い戻るということにもならず、奇妙な世界へと迷い込んでしまった。
二度目となる転生を果たした魔王だったが、現代で人間として育った記憶を、今度は失わずにいた。それは自分では理由のわからない人間への根源的な恐怖を抱えたままということを意味した。
――という背景はまるで関係なく、現代知識を持ち、魔法的能力を多少持ち越した転生魔王が無人島でサバイバルしていくだけのお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-29 03:55:29
110163文字
会話率:2%
止まらない子化、私生児の増加、進む高齢出産、出産事故による訴訟の増加、性モラルの低下
そして生まれる人間の質。
これらの問題を解決するために国は人口管理計画を進めた。
その推進の中心は、人口受精による出生管理、通称゛バースシステム
"だった。
そこで生まれた者は、"デザイン"と呼ばれる。
そういう政策の進んだ国の話。
design 【名詞】設計 意図 計画 企み 陰謀
※ 架空の話です。実在の人物、事象に対して提言するものではありません ※
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-12 21:38:43
21166文字
会話率:50%
戦前、戦中、戦後と三つの時代にわたって帝都の一隅で再会する二人。
彼らは歴史を学んでいる。歴史から学んでいる。
歴史とは人間の営為の結果だが、そうして現れた現実ははたして人間にとって有益なものだったろうか。
彼らは自ら学び、互いに疑問を抱
くようになる。
三度の再会は、別れの序に現れる事象にすぎないのか。
やがて来る別れのための序曲にすぎないのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-03 08:40:25
4574文字
会話率:51%
この世界と並列して存在し、しかし互いに交わることのない世界――反世界。
こちらの世界では起こり得ない様々なことが起こる、混沌とした反世界の存在は一部の人間しか知らない――はずだった。
西暦2012年。両世界の境界線に歪みが生じた。反世界の住
人がこの世界に流れ込み、異形を纏って実体化。人々はそれを「魔物」と呼んだ。
魔物を駆逐し境界線の歪みを解消する。そのために古来から受け継がれてきた力、「魔法」が注目された。
魔法は反世界の理をこの世界に持ちこむことで様々な事象を起こす力。
各国政府は魔法使いを養成するための施設――魔法学校を設立。素質ある若い魔法使いの育成を始めた。それからおよそ半世紀――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-01 01:04:07
338371文字
会話率:52%
銀行の中間管理職である主人公が、ある男と出会った事で彼が関わって起こる事象を傍観者として目撃していく事となる。そう、ただの傍観者の筈だったのだが‥。
最終更新:2015-09-22 17:12:31
15820文字
会話率:28%
俺には幽霊が視える。妖怪もだ。だけど、そんなものはカガクで説明できる。そんな俺の部屋に最近、女子高生が棲み憑いた。さて、困ったな。
※この物語はフィクションであり、実在する人物・団体、また事象とは一切関係ありません。
最終更新:2015-09-20 00:10:39
10269文字
会話率:31%
ここは異世界、神々の箱庭ルーカスリンド。
数多の神が治める数多の大陸が存在し、数多の神の眷属が暮らし、数多の神の思惑が錯誤する神々の玩具箱。
そんな世界のとある神が治める人魔が暮らす多神大陸デコルディア
そんな大陸の人の地と魔物の地の境界線
の一つ、魔境の大森林リンシール。
人の住めぬ魔物が跋扈する大森林の奥地には、黒髪黒目の少年が住んでいる。
常に古めかしい本を身に着けた少年は、とある事情でルーカスリンドに降り立つことになった転生者だった。
前世の名を東条晶人、今世の名をアクト。
後に森の賢者と呼ばれることになる引き籠りであった。
神から貰った本は、アカシックレコードにアクセスし、あらゆる事象を記す魔本。使用者にありとあらゆる知識と情報を授ける魔本。森に引き籠ったアクトは、そこで悠々自適なボッチライフを満喫していた。
しかし、出会いは唐突に訪れる。
一人の生き倒れの女性との出会いをきっかけにアクトは、森の外へと姿を現す。
魔本に記された記録はアクトの知恵となり力となり、立ち塞がる敵に牙を剥く。
※これは以前投稿した短編の改稿版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-19 15:24:32
11832文字
会話率:37%
ここは異世界、神々の箱庭ルーカスリンド。
数多の神が治める数多の大陸が存在し、数多の神の眷属が暮らし、数多の神の思惑が錯誤する神々の玩具箱。
そんな世界のとある神が治める人魔が暮らす多神大陸デコルディア
そんな大陸の人の地と魔物の地の境界線
の一つ、魔境の大森林リンシール。
人の住めぬ魔物が跋扈する大森林の奥地には、黒髪黒目の少年が住んでいる。
常に古めかしい本を身に着けた少年は、とある事情でルーカスリンドに降り立つことになった転生者だった。
前世の名を東条晶人、今世の名をアクト。
後に森の賢者と呼ばれることになる引き籠りであった。
神から貰った本は、アカシックレコードにアクセスし、あらゆる事象を記す魔本。使用者にありとあらゆる知識と情報を授ける魔本。森に引き籠ったアクトは、そこで悠々自適なボッチライフを満喫していた。
しかし、出会いは唐突に訪れる。
一人の生き倒れの女性との出会いをきっかけにアクトは、森の外へと姿を現す。
魔本に記された記録はアクトの知恵となり力となり、立ち塞がる敵に牙を剥く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-16 21:04:18
8273文字
会話率:30%
小田別山学園女子中等部2年3組に在籍してる『本物川さん』と、同級生でひょんな事から彼女と友達になった『僕』が織り成す不定期連載日常物です
この回から1エピソード3話になります
注:実際の人物、事象とは一切関係のないフィクションです
最終更新:2015-09-18 23:44:01
743文字
会話率:45%
小田別山学園女子中等部2年3組に在籍してる『本物川さん』と、同級生でひょんな事から彼女と友達になった『僕』が織り成す不定期連載日常物です
注:実際の人物、事象とは一切関係のないフィクションです
最終更新:2015-08-02 03:52:57
261文字
会話率:10%
小田別山学園女子中等部2年3組に在籍してる『本物川さん』と、同級生でひょんな事から彼女と友達になった『僕』が織り成す不定期連載日常物です
注:実際の人物、事象とは一切関係のないフィクションです
最終更新:2015-07-24 04:19:37
234文字
会話率:50%
原因不明の事象により異世界に行った自衛隊基地の日常です。戦闘行為は今回欠片もありません。
最終更新:2015-09-17 11:58:36
9156文字
会話率:34%
誰もが羨む勝ち組人生を歩む一人の男。
だがその人生は未来からやってきた山羊頭の工作員に管理されたものだった。
最終更新:2015-09-11 14:21:19
4680文字
会話率:29%
「あちら側」と呼ばれる異世界がある。自分たちが住む世界とそれを繋ぐ空間のゆがみを「穴」という。
「UW」はその「穴」や「あちら側」にまつわる事象を秘密裏に取りあつかう組織である。
ある日、とある高校が校舎ごと丸々「穴」に呑み込まれ、学校に
いた高校一年生たちが別次元へと連れて行かれる。その世界の管理者を名乗る者のアナウンスにより、異世界から抜け出す命を懸けたゲームが始まったことを宣告される。
彼ら彼女ら高校生や担任たちと、その異世界に彼らを助けにやってきた日本の「UW」の地方基地隊員である桐生誠司、平塚弥生、佐久間滋たちとの脱出物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-05 20:44:42
120807文字
会話率:63%
――何事も起きるときには起きる。
そう、それは誰しもが解っていることだろう。
しかし、いくら分かっている事象だとしても、個人の想像し得る範囲内から出る事はない。
予想外の出来事というものは、往々にして転がっているものである。
ぶつかったもの
が良いものか悪いものかは当たってみるまでは解らない。
俺は最悪のケースでそれに当たってしまっただけであり、自分から当たってやろうなどという愚かな考えを微塵も持ち合わせてはいなかった。
だがそれは予想外の予想外ともいう出来事だった。突如現れた巨大怪獣が東○スカイツリーを破壊するほうがまだ想像の範囲内である。
――考えられるだろうか、「もう一人の自分に出会う」なんて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-04 22:34:52
10025文字
会話率:46%
木彫りの髪飾りを貰ってからというもの、山西久は不思議な夢を見るようになっていた。
早くに両親を亡くした久は、兄と二人で暮らす日々を送っていたが、突然の兄の結婚宣言で、理想と違った義姉に翻弄される日々が始まる。
卒業旅行でのドタバタ、就
職してから出会う恋人、約十年という時を経て、久は自分の運命を知る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-23 11:16:56
161403文字
会話率:27%
恋する僕が奥手でも、彼女の方からフラグをたててくる。
エマが好きなシロウは、ウブで奥手で恋のアピールができない。
だけど恋をしていない方の彼女から積極的にいろいろされるものだから、まるで恋愛関係のような青春を送らされることに。
だけどあ
くまで、エマはシロウを友人としてしか見ていない。
この先、シロウはエマを惚れさせることができるのか?エマは恋をすることができるのか?
恋に前向き後ろ向き。
ーーーーーーーーー
だいぶ先までネタは浮かんでいるのですが、諸事象でとりあえず中止します。
コメディに変換してPIXIVで提示するかもです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-19 21:53:22
1359文字
会話率:47%
18歳の誕生日を迎えた普通の女子高生が、今時ありえない世襲制の稼業に依って、世界や日本の平和を維持する為のエージェントになってしまった。国際平和管理機構というところからの依頼で、既にエージェントとなっていた女子大生の姉と共に、不思議な事件や
事象を調査・解決して行く。
深夜帯のアイドル主演ドラマ的な感じで進めて行きたいと思っています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-19 12:00:00
86905文字
会話率:54%
コンビニエンスストアの敷地の中で、コンビニエンスでない事象について話す女子高生とサラリーマンが、一瞬、人生の中で互いを認識する。
大学の部誌に載せたものです。
最終更新:2015-08-11 01:10:59
18911文字
会話率:40%
性同一性障害を抱えていた「勇」と「優」はある日、曲がり角でぶつかるという漫画じみた事象によって肉体の入れ替わりを果たしてしまう。
元に戻ろうとするどころか、念願の精神と肉体の合致を果たした二人。
そんな彼らは今までずっと、自分の障害を明
かせないために、その肉体の性に準じてきた。そんな日々のささやかな楽しみというか、屈辱の発散方法として「せめて自分の体を理想の異性として作りあげよう」と目論んでいた彼ら。
そんな状態で入れ替わったのだから、目の前には理想とする異性が佇んでいる事になり……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-02 19:02:18
341158文字
会話率:26%
眠らない街――神宿(しんじゅく)区、傾舞伎(かぶき)町。
賑やかな往来の続く通りを外れると、そこには誰の目にも映らない一本の路地。そして暗い道の脇には、一件の廃ビルが聳え立つ。
その外見とは裏腹に、屋内に広大な大地を、街を、形成する三
階層の建物――〝不夜城〟。
不穏な建造物がそびえた路地へと人ならざる者の気配を背に飛び込んだ少女――橘神結。そんな彼女を救ったのは、自称忍者の藤林ココロと、ヤサグレ王子な灰沢トランだった。
神結は現在形で進行する不思議な事象に惑っていた――それは記憶の消失。
トランは言う。「それは魔法の仕業だ……」と。
同じ頃、〝不夜城〟の二階層、背徳の街で古売屋を商う女主人、悪津ユエニは、旧知の老人から『探し物』の依頼を受ける。
自身の記憶と、探し物。別々のものを求める神結とユエニは近づき、ココロとトランは波紋に呑まれていく。それはやがて〝不夜城〟の『人』と『人ならざる者』たちをも巻き込んでいき……。
一階層――永遠の白が舞う〝灰の街《アッシュトレイ》〟。
二階層――悪徳の栄え、〝勝者生存の街《キスアンドクライ》〟。
そして第三階層――三つの巨大な勢力が権勢を誇る、〝私的楽園《プライベート・アヴァロン》〟
〝不夜城〟内を駆けるそれぞれの思惑。人と人外と〝魔導〟が織りなす群像劇は、いま巡り始める。
毎週、土曜日。20時更新予定です。良かったら読んでやって下さい♪折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-25 20:00:00
132673文字
会話率:24%
私だって友人というものが欲しかった。けれど現実にそれが難しいのなら仕方ない、諦めようじゃないか。
なぁ、そう思っていた矢先の君の出現だよ。正直、君のことを友人だと断じていいのかは疑問が残るんだけどな? 君は男で、異性だしな? いやいや、やっ
ぱり顔見知りくらいに定義しておこうか。うん。
そんな顔見知りの君に、今日は聞いてもらいたい事象がある。ぶっちゃけるとそろそろ、私一人でコレを抱えるのはイヤになったんだ。だから聞いてくれよ。
私が、友人ってものを失うことになった経緯を。
……ホラーかどうか、迷う出来になりそうですが、とりあえず参加いたします。本文の雰囲気は以上の通りです。ご参考になれば幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-20 07:00:00
13881文字
会話率:3%
天上と言う雲の上に生まれた羽虫が病気にかかり、
怖い上司と一緒に地上に治療方法を探しに行って、思いっきり迷子になる話。
この物語はフィクションです。実際の事象・人物・団体名等とは無関係です。
拙い素人の文章ですが、楽しんで下さる方
がいらっしゃると嬉しいです。
よろしくお願い致します。2018現在更新停止しました。申し訳ございません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-05 14:38:26
10175文字
会話率:25%