中堅医療機器メーカーに勤める石田雅己は、中国輸出を担当する部の営業課長。部長昇進も見えていた矢先、仕事上のミスで、東京本社から山梨県工場へ左遷になってしまう。田舎へ単身赴任を覚悟していた雅己だったが、不登校の長男・悠斗と父と子二人の田舎生活
がスタート。石田親子を待っていたのは、思いもよらない田舎生活と害獣被害。しかし、雅己は、害獣被害を逆手に、社内ベンチャーで、「ジビエ食肉処理施設」を立ち上げることに成功。初めての狩猟や解体、ユニークなNPOのメンバーに戸惑いながらも、少しづつワイルドな生活に慣れてくる主人公。話題性で順調に軌道に乗ったジビエビジネスだったが、思わぬところに落とし穴が・・・・「ジビエ」「ハンター」「田舎生活」「中国ビジネス」をテーマにした中年応援小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-23 17:01:51
10151文字
会話率:1%
マンションの上階から聞こえる騒音は、主人公アサヒの心をむしばんでいった。
北海道の地方都市にある高層マンションに住む五十歳の女性アサヒ。夫は恋人をつくり半年前に家を出て別居状態が続いている。ある日、アサヒが住む二十一階の真上二十二階に
小さな子どもを持つ同年代の女性が引っ越してきて挨拶にやってきた。しかしその直後から昼夜問わず謎の騒音が始まりアサヒを悩ませる。
連日の騒音に耐えかねたアサヒは意を決し本人に苦情を言うが逆切れされ状況は悪化、ノイローゼ気味になりながらもマンションの理事長や管理会社、不動産会社、市役所にも相談するが、生活音はお互い様とそれ以上介入してはくれず、引越しを考えるまで追いつめられる。
何度目かの直談判の時、アサヒが怒りに任せてドアを蹴飛ばすと上階の女が110番通報し、警察官と刑事がやってきて弁護士を立てて裁判を起こす以外に方法はないと促されたことから、その準備として上階の登記簿を閲覧し、彼女の正体を知って驚く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-19 23:31:33
74060文字
会話率:45%
百道志恩はアフリカのNPOで活動をしていた。
志恩の恋人、七隈ななみは志恩と離れ離れになっていた。
ななみは長期休暇を利用して、アフリカの志恩の職場を訪ねる。
そこでひと時の再会を果たした後、本来なら2人で行く予定だったヨーロッパ旅行に志恩
が仕事の都合で行けなくなる。ななみは1人で旅行する事になった。
不幸にも志恩はななみを送った帰り道に交通事故に遭い、帰らぬ人となる。
志恩が日本に戻って来たら結婚を約束していたななみに降り掛かる悲劇。
また、志恩を溺愛していた母親は悲しみのあまりに狂ったように仏壇から離れられなくなる。
悲劇から人はいかにして立ち直るのか?…について考えた作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-30 06:00:00
73930文字
会話率:43%
これはとある人物が始めた慈善活動の話である。彼の名前は仮にC氏としておく。
C氏は活動を始めた当初は大手メーカーの技術者であり、そして彼の慈善活動が世の中に広く知られるようになった今でも、その仕事を続けている。
仕事が終わった後、彼は
プライベートな時間を使って慈善活動を行っている。その活動とは何か?それはC氏の個人資産を使った返済無用の奨学金を提供する学生支援NPO団体の活動だ。もちろんC氏が作った団体だ。およそ三十人ほどがスタッフとして少ない給料で手伝ってくれている、資金のわりに規模の小さなNPO団体である。
C氏がどうやって一代資産を築き上げたのか、なぜそれを無償で学生たちに与える活動をしているのか、その点についてはあえてここで説明する必要はない。いや、なくはないのだが、それは後の話の中で結局わかってしまうことだ。長々と前口上を垂れるのは蛇足というものである。
C氏は今日も仕事後に奨学金を求める学生との面接に向かう。高校生もいる。大学生もいる。浪人生もいる。いろいろな人間が様々な理由で彼の助力を求めている。しかし、全員が彼の与える奨学金を受け取れるわけではない。面接で選ばれるのである。そしてC氏の選定基準にこそ、彼の強い思想を見ることができる。
場所はいつも同じ、会社近くの寂れた喫茶店、トリスタンである。何時行っても客はなく、潰れないことが不思議な喫茶店。加えて、人気がない店のわりに寡黙な初老のマスターが出すコーヒーは思いがけず美味しい。まったく不思議な店である。
カラン、とドアベルを鳴らしてC氏が店内に入ると奥まった場所にある二人掛けのテーブル席に大学生風の風貌の背の高い男が座っていた。他に客はいない。いつも通りである。ドアベルで大学生風の男はC氏に気が付いてやや落ち着きのない声であいさつをした。面接の始まりである。
アルファポリス、エブリスタにて転載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-23 19:01:57
23970文字
会話率:59%
初めて投稿しました。
舞台は南国の楽園のような無人島。
飛行機が落ちて少女100人が島に流れ着き、野生化してしまったので捕まえて救助する話です。
主人公は高校生の佐々木悠斗。
凶暴化した少女100人の中にいる妹を助けるため、ボラ
ンティアのバイトとして探しに来ました。
ちなみに元ネタは
「野生化した凶暴ネコも“小笠原流”で可愛く大変身!」
というニュースをネットで見たので、書いてみました。
まあ出オチです。たぶん3~5話で終わるかと。
コメディじゃなくバトルになってしまいました。
あと投稿は初めてで少し戸惑っています。
なろうのシステムに慣れる練習として投稿してみます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-21 22:40:51
18539文字
会話率:24%
労働弱者を守るためのNPOで、魔法少女になってしまった四ツ木カレン二十三歳。趣味はドライブと温泉巡り、好きなものは煙草とコーヒーと寿司。
ターコイズブルーの魔法少女になり、アサルトライフルを振り回し、血を流さない魔法弾で労働者の敵を暗殺
しながらも、クールに生きるカレンの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-21 01:25:32
1978文字
会話率:41%
少年たちの血湧き肉躍る成長物語(続編)
パチンコ店で諍いを起こした吉井は、海沿いの埋め立て地の荒涼とした公園で、ゴリラ顔とタイマンをはることになる。
ゴリラ顔の巨漢、やくざ風の大男、美貌の女、この個性豊かな若者たちは、いったい、何者な
のか? その正体が明らかになる。
パチンコ店に出入りしていると、驚くような出来事や事件に遭遇することがある。
若い女と中年スト-カー・・・村山と吉井は、この、一見、手に余ると思われるセクハラ事件に関わることになるが、その発端は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-03 12:00:28
11467文字
会話率:33%