戦中に軍需工業として繁栄を遂げた資本家。民衆の襲撃により父を亡くし己の手足を失うも、若くして全盛の岳塚家を継いだ輪太郎。彼にとって最も近い存在である世話人筆頭の晴野。独自の研究を続ける専属医師の徳田。そして、凄絶なる美を纏いながらも不完全な
存在の葵。
終戦を迎え彼らが失ったものと手に入れたものは……。
※残酷な描写、反倫理的表現、(見ようによっては)同性愛的描写などを含みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-30 00:00:00
15666文字
会話率:38%
終点の見えぬ第二次世界大戦が未だ続く、皇紀2670年(西暦2010年)。
我が帝都の路地裏にて、軍需企業の総帥を担っていた皇族の御仁が何者かに殺害されるという事件があった。御遺体の傍には、この御方の護衛を務めていた陸軍の強化機甲兵―――鬼人
(おにびと)の両断された死体があった。
何者が、何故、どうやって、“戦場の鬼”と畏れられる鬼人を殺し、皇族殺害という暴挙に打って出たのか?世間は驚きと恐怖で立ち騒いだ。
その波立つ人々の隙間を、一対の男女が縫うように歩いている。
見た目には兄妹のような長身の美丈夫と氷のような美貌の少女。この二人こそ、終わらない戦争を終わらせるために剣を執った者たちだ。
これから始まるのは、そんな青年と“元少年兵士”の出会いと覚悟の物語である。
※この作品はArcadiaさんにも持ち込ませて頂くつもりです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-05 12:44:54
38526文字
会話率:45%
元号が変わり快成(カイセイ)となった頃、米金融大手の破綻に伴いかつてない不景気が日本を襲う。不況による混沌とした国内を治めようとある法案が可決された。それが『軍需産業推進法』である。だが負の遺産は大きく蔓延る凶悪犯罪、企業間の武力闘争は歯
止めが利かなくなっていた。これを治めようとも安易に殺人を犯せない警察や自衛隊に代わって巨悪組織等を鎮圧するために組織されたのが『公闘官』と呼ばれる人々だ。彼等は超法規的に悪を罰する。これは『公闘官』の高校生・紅藤 夕(クドウ ユウ)の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-06 07:19:30
21056文字
会話率:48%
名古屋の飛行機製造会社に勤めていた福田暢良が、結婚したのち、熊本に出来た軍需工場の工場長となって赴任。そこで知り合った美人の亜沙子と恋に落ち、愛美という女の子を儲ける。難産で亜沙子は産後まもなく他界。暢良は愛美を引き取り育てる。
最終更新:2010-02-10 20:27:26
848文字
会話率:18%
名古屋の飛行機製造会社に勤めていた福田暢良は、そこの工場長の紹介で須藤蕗江という一娘と結婚し婿養子となる。熊本に出来た軍需工場の工場長となって赴任した暢良は、そこで亜沙子という美しい女性と恋に落ち、愛美という女の子をもうける。難産で愛美を
生んだ亜沙子は他界。暢良は愛美を引き取り育てる。蕗江は、夫の不倫の子である愛美をなぜ、育てる気になったのか。この長編小説を興味深く読んでいただきたい。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2010-02-07 20:19:29
1425文字
会話率:12%
『宇宙の崩壊』の次の宇宙の話になります。
軍を有する惑星と軍を有しない惑星の二つの惑星の話。軍を有する惑星には、巨大軍需産業が栄える。軍を有しない惑星には、巨大財閥が成立している。両惑星とも最初は平穏無事に過ごしていた。
最終更新:2009-12-03 20:59:58
5644文字
会話率:4%
紅茶をこよなく愛する宅急便トラック運転手の「僕」はあることから巨大軍需企業の陰謀に巻き込まれてしまう。「極討放送」を名乗る報道手段に助けられるも、これがまたクセモノぞろい。はたして、生き延びることはできるのだろうか
最終更新:2009-08-26 01:36:15
93957文字
会話率:27%
王国暦四百五十二年。
四百年余りにおける繁栄を誇る王国に崩落の危機が舞い降りた。
魔王と称される圧倒的脅威の到来。
それに伴う、魔獣や魔従の出現。
魔王は王国の軍隊を殲滅し、
王国の没落を目論んだ。
王国は、国内の住民の混乱を抑え、軍需費の
異常出資を防ぐため、討伐隊を派遣することを決行した。
通称“勇者とその仲間たち”と呼ばれる一行のことである。
そして、王国暦四百五十五年。
数奇な運命を辿りながらも、
結果的に、
三年の年月を経て、
勇者は魔王を――殺した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-04-02 18:21:38
6081文字
会話率:20%