喪失のアウトランド(梗概) 藤 達哉
圭彦は大学の医学部に籍を置いていたが、人間の身体と精神の関係に興味を覚え、大学院で精神病理学を専攻する。世界でおこる様ざまな悲劇や事件は人間の欲望や利己心によって惹き起される。そこで、人間の精神
をコントロールできる薬品ができれば、人間の思考や行動様式を一変させ、世界に安寧が訪れ平和になる、と彼は考えた。大学院を卒業し大学の講師となった彼は研究に精励し、ついに人間の心から様ざまな欲望を消し去り、幸せをもたらす薬品を完成させ、ニルバーナZと名づける。
その驚くべき薬効に大学は注目し、そして賞賛の声を送った。
彼の両親は離婚していた。母親は愛欲のもつれから交際相手を刺殺し、その出来事は圭彦の心の癒しようのない深い傷になっていた。
他者が触れようがないその生々しい記憶が、ニルバーナZ開発の抑えがたい動機となっていた。
圭彦が恋人の絢子の協力で、医学部長の席を争っていた野心溢れる上司の教授にその薬を?ませる。すると、彼は人格が変わり、円満な性格になり、権力欲や名誉欲を消失していく。しかし、薬の副作用で鬱状態になり、彼は人生に絶望し自殺を図る。
理想の薬のはずが、皮肉なことに予想だにしなかった副作用で怖ろしい悲劇が生まれてしまった。
目指していた理想とは裏腹な結果に、圭彦は大きなショックを受ける。
薬の副作用が信じられない圭彦は、つぎに綾子に薬を?ませるが、彼女も精神の不安を訴える。
圭彦はもはや自身で薬を?み、自ら薬効を試すほかないと思い、薬を服用することを決意する。
ある夜、彼はニルバーナZを服用して眠りに落ちる。しかし、翌朝、絢子からの電話で彼は意外な事実を知る。
(了)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-26 20:15:39
18984文字
会話率:56%
夏休みのある日、ヘタレ少年の一間 悠は長年の片思いであった少女に告白する。
返事は――
「悠とは一生友達でいたいと思ってる」
その晩、悠は慟哭し、「僕が女の子だったらよかったのかなあ……」と呟きながら、眠りに落ちる。
次に目覚め
たとき、悠は少女となっていた。
愕然とする悠へ、母は告げた。
「悠。こちら側へ――夢魔の世界へ、ようこそ」
これは、異性の精気を吸収しないと生きていけなくなった、元・男の子の物語。
※4/27 信じられないことに第四回ネット小説大賞二次通過しました! ありがとうございます。
※イチャイチャメイン。あんまりエロくない……はず。
※誤字脱字があればご報告ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-24 19:03:13
260738文字
会話率:26%
小さい頃、夢に溢れるおとぎ話の絵本が大好きだった。
しかし、それは昔の話。
大きくなった彼女は、とても平凡で華のないキャンパスライフを送っていた。
そんなある日、オッドアイの不思議な猫に出会う。
その日を境に、壊れていく人間関係。
華のない
生活は一変して、少しずつ曇っていく。
そんな中、ある事がきっかけで、彼女は深い深い眠りに落ちる。
落ちた先は、大好きだったおとぎ話に出てくるような夢の世界。
どこにでも姿を現す猫。
空を飛び回る永遠の青年。
マッチを売る泣き虫の女の子。
そこはとてもメルヘン過ぎる、不思議な世界だった。
しかし、自分が知っているおとぎの国とは、少し違う世界。
そこで彼女は、"真実"を見つける事になる。
*逆ハーレム内容です。若干食べられたりするので、苦手な方はお逃げ下さい。
OTOGI WORLD続編はコチラ↓
http://ncode.syosetu.com/n1134cx/ 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-25 10:00:00
376005文字
会話率:24%
まるで干したての布団のように暖かい夕日の時間帯。
仕事から帰る電車の中で主人公、咲坂葵(さきざかあおい)は疲れ果てて眠りに落ちるところだった。ひょんなことから現実と夢の間で不思議な力に目覚めた。そこにいたのは壊れてしまいそうに哀しみ泣き続
ける兄妹。妹の少女の名はエイル。葵はエイルと不思議な体験をする。新しい自分たちとの出会いと共に彼女たちは運命に覚醒する。悲劇の事件を解決する為に、二人は未来から来た自分に指令を受ける。
ーー『彼らを死なせないで』ーー
大きく膨れ上がる運命と共に、彼女たちは未来と、死と、自分自身との戦いを選ぶ事になる。
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【重複投稿について】
*この作品は著者公式ブログにて連載中の小説です。
[URL] http://batchxx.com
*この作品は、他小説掲載サイトでも同時掲載しています。
・星空文庫
・ぴよぶっく
その他も検討中。
*現在どのようなサイトがあり、どのように閲覧されていくのかなど、全くの素人が模索している最中です。もし不誠実な掲載方法だと感じられる方がいらっしゃいましたら、予めご了承願いたく存じ上げます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-09 01:06:23
58550文字
会話率:30%
一人の少女と少年が所属する部活――睡眠研究会。そこに、悩みを抱える依頼人が訪れた。夢の中で紡がれる真実と幻想に、眠れない少女は微笑みかける「――おいで」。
今日も彼らは眠りに落ちる。絡まる感情を携えながら。
他サイトに投稿済み作品です
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-07 13:26:17
14315文字
会話率:33%
『ハァイ!べスノーン&アトラの≪ご機嫌★鬼籍のヒト達≫の時間よ!良い子のみんな、人生の終わりに向かって突っ走ってるゥ!?』
――誰もが眠る丑三つ時。疲労困憊の松田総司朗が眠りに落ちる直前、奇妙な女と男の笑い声が静まり返った部屋に響き渡った
。
電池が入っていない筈の古いラジオ。不可思議なラジオ放送で何故か名指しされる自分ともう一人の男。極めつけは死亡予定日と各々の死因発表が為されて――!?
『私達の溜りに溜った鬱憤が発散されるような素晴らしい愛を見せて下さい!その為ならば失われる予定のその命さえお救い致しましょう。純粋なる笑…ではなくラブ――それ以外は何も望みません!』
痩せっぽちで口の悪い素行不良青年 総司朗(19歳♂)と、何処かトボけた魅惑の曲者 イヅル(28歳♂)の愛するって何だろう?なファンタジーラブ。…の予定。
のったりまったり更新です。稚拙な文章でお恥ずかしいのですが、読んで頂く事が出来ましたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-10 10:50:46
20793文字
会話率:30%
夢世界『インヴァギート』。そこは夢想者と呼ばれる者たちが眠りに落ちると行き着く謎に包まれた世界。
獏と呼ばれる化物が闊歩する世界で、夢想者たちは生き延びるために戦っていた――――
この作品は私のブログ「ライトノベル修業的ブログ」でも公開されています。最新話はブログのほうで公開されていて、修正をした後こちらに投稿させて頂きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-01 22:22:37
22745文字
会話率:31%
※これはLuiの時に投稿していた小説を加筆訂正をして投稿し直したものです。
「ラルキニアの森」。それは、人喰いの怪物が棲むと言う魔の森。
森の怪物の生け贄として選ばれてしまったシイカはあまりに不運過ぎる自分の運命に絶望しながら、森の中で見
つけた何もない場所で眠りに落ちる。次の日、目を覚ましたシイカの目の前に……
ちょっと不思議な少女と異形の怪物と、脱走常習犯王子のおはなし。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-29 06:59:11
6488文字
会話率:38%
「ラルキニアの森」。それは、人食いの怪物が棲むという摩の森。
森の怪物の生け贄として選ばれてしまったシイカは、あまりにも不運すぎる自分の運命に絶望しながら、森の中で見つけた何もない場所で眠りに落ちる。次の日、目を覚ましたシイカの目の前にいた
ものとは……
ちょっと不思議な少女と異形の怪物と、ちょいワル(?)の王子のおはなし。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-02 16:37:13
7109文字
会話率:36%
ある朝、博麗神社の巫女、博麗霊夢は目覚めとともに、自分の心のなかに正体不明の「精神」がいることに気づく。この奇怪な現象に彼女は当惑したが、やがて落ち着きを取り戻し、紅魔館のパチュリーに相談することにする。パチュリーに「依代を作って魂を移せ」
とアドバイスを受けた霊夢は、レミリアが持っていた霊夢そっくりの人形に依代の核を納め、神社に戻る。魂を移すために人形を抱いて眠りに落ちる霊夢。だが、そこへ霧雨魔理沙がふらりと現れる。事情を知らない魔理沙は人形を霊夢から引き離してしまう……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-04-18 06:34:53
87191文字
会話率:61%
切なさに潰れそうになりながら、誰かの名を呼んで目が覚めた-----
夢の終焉と同時に訪れた大規模地震に目を覚まさせられた桐生藍羅の日常は、この朝を境に大きく動き始める。
暮らす街で起きた殺人事件。眠りに落ちるたびに見る予知夢のようなも
の。眠っているつもりで幽体離脱してしまっていた先で出会った美しい、鬼。
夏翔と名乗ったこの鬼との出会いによって藍羅は、遠い昔に栄え、そして平安のころ滅びた龍の一族の生まれ変わりと、生まれ変わった龍の一族を幌墓参とする鬼の一族との戦いに巻き込まれていく。
龍の一族はなぜ滅びたのか。家族だと友人だと思っていた人たちと藍羅との隠された因縁とは。
そして夏翔は藍羅にとってどんな存在になっていくのか・・・・
現代を舞台にした、陰陽道の考え方を取り入れたファンタジーです。
是非ご覧下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-04-10 04:42:25
6103文字
会話率:36%
失ったもの、なくなったもの。同情は欲しくないけれど、ほんの少し孤独が癒せればいい。眠りに落ちる前に読んで下さい。
最終更新:2009-07-10 09:33:59
454文字
会話率:0%
眩い朝日と共に目覚め、深い宵闇と共に眠りに落ちる。それはヒトが生まれてから死ぬまで繰り返されていく生命の営み。朝が来て、夜が来る。誰もが疑わない不変の真理に、もしも、原初の由来があるとしたら。神話をルーツに世界創生を描いた、優しく切ない童話
です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-05-22 22:22:43
10793文字
会話率:24%