――……けて。
――……世界を救って!
そんな声に呼ばれるように、ごく平凡なサラリーマン、名塚志信は異世界へと召喚された。
平原に一人投げ出され、魔物に襲われた彼だったが、間一髪のところで人の良さそうな老人と態度の悪い女子高生、毒舌女子中
学生の3人パーティーに助けられる。
3人の話によれば、他にもこの異世界に召喚された人は大勢居たが、何故か志信だけが一人はぐれる形で投げ出されたようだった。
MMORPGを模した世界。いや、異世界の形を模したゲーム。
それは、勇者を選別するためのシステムだった。
勇者としてたびたび異世界に召喚されるプレイヤー達。
その勇者をシステムとして組み込んで巡り続ける異世界:エファルゲード
そして、何故かシステムの外側から呼び込まれた……志信。
いくつかの謎を抱えたまま……サラリーマンと老人と女子高生と女子中学生。どうにも凸凹な4人パーティーの、生き残るための戦いが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-12 19:33:44
20858文字
会話率:37%
神代縁は自らのことを最低の人間だと思っている。
壊れたものや壊れそうなものを見ると、それを美しいと思う。
それが例え人間であっても──そう思う。そんな感性の人間だからだ。
だからこそ、というべきだろうか。縁はとある妄想に囚われていた。
自ら
の感性に相応しい真性の化け物になりたい、と。それが縁の本当の望みだった。
そして、縁は自らを化け物とするかもしれない可能性に出会う。
それは、異常保菌者(バグ)と呼ばれる存在だった。
この世界のバグと出会い、縁はこの世界の外側から、自らの意志を世界に介入させる能力を得る。
そして、その能力を持つ人間が逸人と呼ばれる存在だと教えてくれた水城鏡という女性に案内され、異常保菌者対策室と呼ばれる組織へと縁は身を投じる。
縁はその組織の中で、当たり前の人間としての温かさに触れた。
けれど、それはひとときの安息に過ぎず、縁は自らの中にある獣性を満足させることもなかった。
その獣性が度々顔を出しても、それをまるで怖がらない鏡に縁は不満を感じていた。
しかも、その理由が人間として信用できるからだ。それが、とても、縁には不快であった。
けれど、鏡を狙う異常保菌者、尾賀龍也が鏡の近くに現れたことによって状況は一変する。
鏡の養父であり、その親心から鏡が一人でも生きていける力を付けさせようと異常保菌者の能力に縋った龍也。
その存在の禍々しさに戦慄しながらも、鏡を守るために縁は異常保菌者になりかけている龍也と戦う。
戦いは苛烈なものとなり、縁は龍也を倒すことが出来ないことを知る。
そして、縁は自らの名前ともなった人と人との繋がり、それを断ち切る力を手に入れたことによって状況を終わらせる。
けれど、それは自らを慕ってくれた鏡との縁を断ち切ることでもあった。
それを覚悟して、縁は鏡に自らの能力によって作り出した武器で鏡を貫いた。
それは自らの中にある獣性と再び真正面から向き合う日々の始まりであり、縁は精神が摩耗していくのを感じていた。
かつて自らが浸っていた幸福というものが、如何に自らの獣性と向き合うこの日常の中で大切なものなのかを知った縁。
そんな縁に対して、世界は皮肉なプレゼントを用意していた。
逸人としての力によって、自らを救った存在との出会いを求めていた鏡との再会。それを果たし、縁は自らの中にある心を吐き出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-12 08:06:17
128046文字
会話率:33%
オレが目覚めるとそこは知らないマンションの一室だった。
全寮制の高校に入っているオレは犬を飼った覚えはないし、マンションに住んでる友人もいない。
一体どうなっているんだ?!そう思っていた矢先、ドアの開錠する音が聞こえ外側から開かれる…。
迫りくる恐怖!息を潜めこちらを伺う犯罪者!(しかもオカマ)
オレは生き残れるのか!?そして彼女(誰?ほんとに出てくるの?!)は?!
1000万人に一人が大絶賛!(嘘)新ジャンル、おちゃらけクライムノベル、ここに誕生!
…とか、そんな大層な話じゃない。
***
10何年前に瀬尾が運営していた某小説サイトの企画【がっかり喫茶】で、同級生3人でお題を出してその言葉を使いつつ、それぞれ小説を書こうと言う企画をしまして、それ自体はまんまと頓挫し、日の目を見ないと思っていたものをこっそり掘り起こして書いていきますw
うまくいけば、あとのお2人も今更ながら書いてくれるかも?!なーんてw
***
①Uz氏、タケシタ氏が各33個、瀬尾が34個のお題を決めさせて頂く。
②お題は動詞、名詞、形容詞、短いセリフ、感嘆詞など、大体何でも可。
③お題の提出は2004年2月25日、話の提出は同年3月15日をもって、一応の期限とする。 (※企画当時の期限です)
④出したお題が被った場合、瀬尾の一存により、どちらかひとつを変更する。
⑤自分のお題、又、作品が出来るまで、自分以外の人の作品は見ないようにする。
⑥動詞は未然形、連用形、終止形、連体形、仮定形、命令形の間は変更可能。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-05 14:55:33
2610文字
会話率:42%
この世は7つの世界と8柱の神によって治められていた。あるとき7世界の外側から8柱の神が現れるそれらは人間も巻き込んで争い始める、地上では人間同士が争い、天では神がぶつかり、次元の狭間ではそれぞれの神の長がぶつかった何度かのぶつかり合いののち
2柱の神は姿を消した、残された神は争いをやめそれぞれの世界に人間を引き連れ帰っていった。神々は姿を消し人間たちは平和に暮らしていたそこに魔族が次元を超えて攻めてきたそれに対抗するために8人の人間が立ち上がりその8人を中心に人間たち団結し魔族を追い返すことに成功した。その後、8人によって艦隊とその候補生を育成する学園がつくられた、これは常識の通じない主人公が学園や世界を舞台に巻き起こす日常を描いた物語です。
処女作なので誤字や脱字があるかもしれません。おかしなところに気づいたら教えて下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-11 22:21:16
7659文字
会話率:64%
羽化する瞬間は、ひとを魅了する。その命の儚さを、外側から見つめることしかできないというのに。 ――BLの雰囲気がほんのり漂う仄暗い話です。約十五歳の年齢差。
最終更新:2014-09-15 18:22:58
1195文字
会話率:21%
買い出しの途中で異世界リデアールに三日月影道は召喚される。影道も含め4人の日本人がリデアールに現存する国家の1つマクダウェル帝国に召喚された。リデアールでは世界の外側からの侵略者である大魔王軍との戦争の真っ最中で、多くの国が自国の防衛に聖
導の勇者を召喚していた。マクダウェル帝国もそのうちの一つである。召喚された異世界人はみな強力な聖導師の力をもつとされていたが影道は一人だけ聖導師としての力をもっていなかった。聖導師ではないならと城から追い出されてしまった影道は戦争のなか生活のため、日本に帰る為の戦いを決意する。
影道「この紫の木の実って食べても大丈夫だよな?」
おっさん僧侶「死にはしないわよ」
影道「いただきます!」
おっさん僧侶「・・・あら? 心臓とまってる?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-01 18:00:00
6056文字
会話率:12%
内側から見える<世界>ものと
外側から見える<世界>ものは違う
それは其々の世界で成り立つ
とても危ういものだった。
日本に存在する小さな離れ島「御ヶ守島」
そこは、携帯もインターネットも通じてない閉ざされた世界
だったのかもしれない・・・
しかしそこには、1つの世界があった。
若き少年と少女達は知りもしない・・・・
世界では、<浄化>が始まっていた。
人の過ぎたる力により、内側から
世界の行く末を知るものはまだ居ない
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-07 13:26:37
697文字
会話率:16%
そこには世界が在った。そして、それを観るものが居た。
彼は、世界の外側から世界を観る。
なぜなら彼は、 世界に必要ないものであると同時に、なくてはならないもの――○であるから。
最終更新:2011-06-24 00:10:17
4274文字
会話率:38%
アルバティア帝国内で最強と認められた騎士十人に与えられる特別的な地位――『蒼の騎士』正しい事、正義を貫こうと、若くして蒼の騎士にまで登りつめた少女。腐った世界の真実に絶望し、明るい世界を切り開こうとする少年。お互いに正反対の道――内側と外側
からの革命を起こそうする二人の少年少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-10-31 17:07:51
9198文字
会話率:26%