前世:異能一族のご子息ご令嬢の世話係兼護衛、に思いを寄せていた忠犬。今世:騎士団食堂の末息子。そんなフランの住む王都に、『彼女』がやってきたことから、物語は始まる。――― 別離は、新たな出会いの始まりでもある。※『邂逅』の続編ですが、前作を
読まなくとも話が分かるようになっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-05 23:31:08
11746文字
会話率:9%
生まれて間もなく山に捨てられてしまった子犬は、山の中で餌を獲る方法も雨風を防ぐ術も知らなかった。
自然界で命を永らえるには、親や仲間の庇護を得られるか類い希なる運に恵まれた生き物たちだけだった。
洋犬や和犬。大型犬や小型犬。
猟犬に愛玩犬。年老いた犬や幼犬。群れを組んで山の中を徘徊する犬。一頭で行動する犬。山の中は犬の見本市だった。
雑多な種類の犬が塵芥屑のように捨てられていた。
元々は飼い犬として愛でられていた犬もいたはずだったが、人間の勝手な都合で山に放り出されてしまった犬《もの》も沢山いた。
今では野良犬《(こう》、野良犬と卑下されて人間の目の敵。
山の中で生きる動物は犬や猫だけではなかった。熊や猪、狸に兎などが棲息していた。生き物たちは互いの餌場を荒らす事なく、自分の領域内で餌を摂取し穏やかに暮らしていた。
山は四季折々、明媚な風景に彩られていたが、ゴルフ場造成のため広範囲に渡り山が平らげられた。夜間、人が絶えたゴルフ場は獰猛な番犬が牙を研ぎ待ち構えていた。
番犬は侵入者を発見すると容赦なく殺戮した。
広範囲なゴルフ場のために餌場を狭められた生き物たちは、餌を求め山を徘徊するようになった。
強い生き物は弱者を襲った。
弱い生き物たちは仕方なく町に降り餌を求めた。町で人間に姿を見られたら最後、決して無事に戻って来られないと知ってはいたが止む負えなかった。
生き物たちはどうして人間に追い回されるのか解らなかった。山で食べられない餌を探しに町に下りただけ、ただ腹が減ったから……餌を食べたいだけだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-23 11:04:12
2836文字
会話率:0%
男、十九歳、中卒、親なし。これだけ聞いて良識ある読者が想像するのは、まあ同じだろう。そう、負け犬。こんな負け犬人生を歩んでるおれでも日々適当に暮らしていけてる。金がない時はホームレス(友達)にだってたかるし、道ばたに落ちてる小銭だって全力
で拾う。職業はトラブルシューター。やっかい事を解決してる。あんたも困ったことが起きたら掲示板に書いてみてくれ。XYZってね。それが合い言葉。そんでもって、今回の依頼人はいじめられてる小学生。
久里ワタルシリーズ第1弾折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-01-23 16:53:48
19718文字
会話率:32%
サーカスを飛び出す二匹の犬。片方の犬の母親を探して旅立つ二匹だが、先に待つのは、一筋縄ではいかない事件ばかり!
事件の先にあるものは、想像を超える結末。その結末まで書けるか!?妄想は広がるばかり!プロット、なにそれ美味しいの?
最終更新:2010-12-10 15:47:37
20452文字
会話率:31%
ある田舎の一家での、猫と仔犬の日常の一コマ。
猫を母親と勘違いしているゴールデンレトリーバーの仔犬。その仔犬をうっとしいと思いつつも、なんだかんだいつも一緒に過ごす猫の会話です。
最終更新:2010-12-03 19:19:26
3505文字
会話率:100%
3年以上自室に引きこもっていたリューヘーだったが
家族の不在をきっかけに一階に下りていくこととなる。
しかしそこにいたのは自分と同じ名前の犬。
リューヘーの名前を賭け、血生臭い戦いが今始まる!!
ひきこもリューヘーシリーズ第2段!!
最終更新:2010-10-20 00:32:41
5068文字
会話率:16%
新婚夫婦が、犬を飼い始めて、ドッグオーナーになれた喜びをたくさん感じながら出会い、困難、事件、そしてどこにでもいるような等身大のドッグオーナーと愛犬とのたわいもない日常、そして突然の別れ。たったの3年8ヶ月でこの世を去ることになってしまった
愛犬。あの世にいかせてしまったドッグオーナー。涙が止まらないほど感動してしまう、私が本当に経験したことに基づいて描いた物語です。犬を飼うということの幸せをたくさんの人に伝えられたらと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-08-15 20:24:32
1796文字
会話率:34%
命溢れるこの星でいつの頃からか命蝕と呼ばれる現象が起こっていた。数万の命を代償に生まれる1つの命。
事態に気付いた時、世界は混乱に陥り、人々は命を捧げる夜会を始めた。
都市伝説「オシミ」の存在はいつの間にか人々に浸透し、その影は人々を扇動す
る。
人々はその空ろな存在に憧れる。
警視庁で勤めている幹部候補生の滝島カオル。ある日突然、夜会担当に指名された彼女は、その裏に蠢く存在に導かれ「世界の変革」に巻き込まれる。
青き妖刀を握り締め世界の変革に抗う少年。
世界の闇の中で人々を扇動する青年。
研究に身を捧げる博識な犬。
悲しみを生み出し、悲しみを浄化する聖母。
運命に誘われるように、彼女は1つの歪んだ歴史に辿り着く。
現代から未来に繋がるSFファンタジーです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-07-25 00:54:47
222579文字
会話率:44%
昭和40年頃、我が家で飼っていたハッピーという名のミックス犬。
その生い立ちを題材とした。短編小説です。
あるタクシー会社で大変受けた話で、私の持ちネタの中では最高傑作の1つです。愛犬家にも、そうでない方にもお勧めです。
最終更新:2010-07-20 19:49:43
1262文字
会話率:0%
どうしてここに留まっているのか。そんな疑問を持ち始めた妻「美代子」。外の世界で会話すのはご近所さんとその犬。行き付けのパン屋さん、友人。時々昔の同僚。そして「恋人」。浮気という言葉とは裏腹にゆっくりと穏やかに流れていく日々。そんな恋愛物語で
す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-06-03 20:35:31
601文字
会話率:43%
僕は犬。名前は風太。好きな人は飼い主の華南ちゃん。だけど僕は言葉を声にすることができない。言葉を声にできる人間がうらやましい…。―――“好き”って伝えたいのに…。
最終更新:2009-07-22 23:28:25
3040文字
会話率:41%
西暦2404年、鎖国した日本で作られた、特殊戦闘部隊━永遠の番犬。新選組を参考に造られたこの組織は、永遠に脱退を許されない。
最終更新:2009-03-27 11:46:48
2187文字
会話率:46%
「滑り落ちた魂はリサイクルされていくんだ」そんな事を、怪しい宗教の勧誘で聞いた。「俺は負け犬。さっさと殺せば?」と、有名なミュージシャンが言った。「最近の若い奴は…」と、うだつの上がらない老いぼれが言ってた。
最終更新:2009-02-17 23:28:50
168文字
会話率:0%
ムサシくん……犬種:シベリアンハスキー。マリリンちゃん……犬種:シーズー犬。お散歩時にそれぞれの御主人さまに連れられて、ムサシくんの犬小屋の前で世間話をしていくそれぞれの犬模様。さまざまな御主人さまと家庭の事情を聞かされつつ、ひそかにマリリ
ンちゃんへの想いを秘めるムサシくん。しかしその恋も、マリリンちゃんの一言がきっかけで……。ちょっと切なく、ほのぼのとした物語です。原稿用紙44枚。犬好きのみなさまにはほこっと一息つけるお話かも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-07-31 15:18:05
15646文字
会話率:48%
この世を牛耳る番犬。そんな番犬を目指している奥田明義。最後の試験にたどり着くも、いくつもの苦難が彼の前に憚る。彼が目指すその先にあるのは、何か。
最終更新:2008-06-28 12:58:22
3563文字
会話率:23%
ある日、空からクジラが落ちてきて、世界は滅びた。緩やかに、しかし確実に風化していく世界の中で、逞しくも図々しく生きる人々。崩壊した世界の中を散歩する羊と、一匹の犬。そして空を悠然と泳ぐ、クジラ達。
最終更新:2008-03-18 21:40:50
44939文字
会話率:51%
葛原成一は見た目は普通の高校生。過去の自分を恨み、今の自分を嫌悪して、それでも過去と決別することも現在を変えることも出来ない負け犬。繰り返し繰り返し沈んでいく彼の目の前に「変革への扉」が現れる。扉の向こうに広がっていたのは自分の常識では図れ
ない異常で、そして誰しもが一度は憧れるだろう世界だった。再び胸を張って歩くため、成一は扉の向こう側へと飛び込んでいく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-09-11 19:27:22
15756文字
会話率:8%
夢で見た白い犬。お前はどこで僕を待っているのだろうか?
最終更新:2007-06-25 11:02:58
739文字
会話率:31%
ある日、僕は捨てられた、でも僕は、憎くはなかった、悲しくはなかった、そんな感情は、まだ知らなかったから、
最終更新:2006-09-08 08:14:40
3198文字
会話率:0%