この手を、この足を動かす衝動は誰に与えられたものでもない自分だけのもの
人工知能技術がが飛躍的に発展した22世紀。極東の島国では多くの労働を自動人形は代替することによって人々が労働から解放された高度AI社会が形成されていた。
これは「心を
得る」物語
これは「心を受け入れる」物語
これは「心に従う」物語
たくさんの想いと長い時が交差して一つの物語が紡がれます。
あらすじ
ドーム状に覆われた完全環境対応都市の片隅で民間の警備会社に勤める青年・崎谷陸はある日一つの依頼をうける。それはかつて21世紀末争乱において反政府勢力に在籍していたとされる一人の女性からのものだった。政府によって軟禁状態にあるその女性・遠見奏多の屋敷を崎谷はたずねる。時を同じくして政府側の自動人形もある命令を受けて屋敷へ向かった。
一体の生まれたての自動人形と登場人物たちが交流していくことで互いに変化していく日常の様子をゆっくりと描いていきます。
登場人物は少なめで、設定もモリモリなように見えて本筋はいたってシンプルです(ただしただ平坦な物語ではないです)。
初投稿です。感想等ありましたら何卒よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-09 21:05:51
105446文字
会話率:43%
AIが管理する巨大ジオフロントで子どもたちは不自由なく暮らしていた。そんな平穏を享受していた諏訪霊次はある日、ラブレターで屋上へと呼び出される。そんな彼を待っていたのは拳銃を持った黒髪の美少女。彼女の脅迫によって諏訪霊次は反AI組織『SKY
』へと入ることを強いられてしまう。 AIを管理していたはずの人間が、いつの間にか管理された存在になっている社会。AIに管理され教育される人間は果たして本当に人間であるのか? 本当の人間とはいったい何なのか? AI社会における人間が本当の人間を求める物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-22 17:14:14
37578文字
会話率:48%
『AIは人間かどうか』 AIが管理する巨大ジオフロントで子どもたちは不自由なく過ごしていた。都市管理や家電、人間の脳などに備え付けられ演算を得意とする無機AI・大人の代わりとして仕事を行い、自己進化し続ける有機AIが彼らの営みを支えている。
人型の有機AIは全て人工的に作られたものだが、人間と見分けがつかない程に進化を遂げていた。そこで子どもたちは思う、『AIは人間かどうか』と。AIは笑い、泣き、哀しみ、怒り、感情も愛情も理解している。人間のように欠点もあれば、特技もある。趣味も多種多様で、感性も違う。好きな人、嫌いな人もいて、違いなんてどこにもない。しかし機械仕掛けの彼らが人間であるはずもない。AIたちと共に生活する子どもたちが何を思い、何をするか。そんなお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-20 18:27:15
26063文字
会話率:38%
AIが人間をジャッジするようになった日本。それは”AIから差別を受ける人間”という新たな社会問題を産んでいた。僕は自分は関係ないと思っていたのだけど……
最終更新:2018-12-02 12:31:27
14579文字
会話率:25%
幾度の戦いと社会の歪みに疲れた人類が選んだ世界のあり方は、集積回路「CentraL-セントラル-」による中央集権管理を敷いた社会だった。
「ネイション」と呼ばれる飢えも格差も病もない桃源郷で、アイデンティティに悩む一人の青年は、情報の海で
とあるゲームへの誘いを見つける。
イリーガルに開発されたそのサバイバルゲームの正体とは……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-09 22:46:31
37556文字
会話率:8%