宇宙開発もついに居住型コロニーを作り出す段まで進歩した。そんな場所でも、やはり軋轢はあるもので……。少し先の未来をシリンダー型コロニーを絡めて書いた作品です。
最終更新:2017-05-01 23:59:18
1433文字
会話率:15%
西暦2028年、21世紀もそろそろ半ばに差し掛かろうとしていた。
長い人類の歴史の中、いくら文明や技術が発達しようとも争いの火を消すことは出来ずにいた。だが、紛争は起きようとも大規模な戦争は起こらず、絶対的な生命の危機が訪れる事もなく、
平和な日々は続いていた。その間に国連を中心とした世界的な軍縮が行われ、各国は新技術を内政や技術の改新などに応用し、その結果、人類は宇宙開発に大きく前進し、月に到達すると資源採掘基地などが建造され、宇宙へ進みだす為の土台作りが着々と進められていた。
基礎技術力の向上により、人口問題や食糧問題などを抱えていた人類が次なる目標として目指すのは火星への移住計画とし、宇宙船の開発や様々な過酷環境に耐えゆる作業用外装ユニットの開発などの研究が始められた。
そうして時は流れて、2043年―――それは突如として人類に試練として立ちはだかった。
地球と月の重力場と遠心力がつり合う地点、通称ラグランジュポイントL4地点と呼ばれる宙域に現れた謎の物体。
異常ともいえる重力異変を発生させ、空間を切り裂いて現れたのは全長10キロにもなる巨大な黒い塊であり、それは隕石でもなく、デブリでもなく、明らかに何者かによって造られた建造物であった。
それが地球人にとっての引き金となり、終わりでもあり、全ての運命を変える結果をもたらす事になるとは誰しも思う事はなかった。
そして、黒い塊は地球、南極大陸へと『降下』してきたのだった。
そして始まったのは戦争だった。黒い塊はその形状を変化させ、黒い塔へと姿を変え、そこから現れたのは兵器であった。
地球の重力や風圧を無視したような機動を描き、腕や脚をもった「無人兵器」の集団。
その緒戦にあたるオーストラリア沖海戦は人類側の惨敗で幕を開けた。国連は非常事態宣言を行い、国連及び各国家の軍隊を合わせた総称として地球連合軍を設立。
これにより、機械無人兵器群との戦争が本格的に始まったのだった。
そして、西暦2048年。人類は敵に対して一大反攻作戦を展開する事になる。
初夏を迎える日本のとある町で出会った少年少女たちの奇跡とも思える「出会い」によって、この戦争の命運が大きく影響しようとは誰しも思う事はなかったであろう。
そう……あなたに会えた、あの場所で
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-02 06:00:00
8037文字
会話率:30%
宇宙(そら)を目指した人類は、その夢を叶え生息圏を宇宙にまで拡げていた。
そして物語は鋼殻(hard shell)、人類の手にした宇宙汎用強化外骨格を駆る一人の少年と、虐げられ心に傷を持つ少女が出逢った事で始まる。
「本当に?」
彼は伸
ばす。
自分の限界にまで。
「任せろ」
彼女は掴む。
力の限りを振り絞り。
そんな二人はお互いを信じ手を絡める。
時に疑い、嫉妬もしながらも。
現代よりも進んだ未来で織り成す「ぼーいみーつがーる」。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-28 19:05:58
147024文字
会話率:27%
人型の戦闘用ロボット『BHF』が軍事力の中核を担うようになって早や一世紀半。
そんな時代に月と地球のラグランジュポイントに存在する、四基のシリンダー型スペースコロニーから成る国レジデント。
宇宙の覇権を争う三大国家から弾き出された
人間達が作り出した中立国であるレジデントは、その理念を守り抜く為に強力な軍事力を有する国でもあった。
そんな国の士官学校に通う十七歳の少年、リレイ・アナクロス。彼はこの国の英雄の息子だった――。
これは宇宙に出た人類が、それでも争いを続ける世界で生きる人々の物語。
現在第一部「士官学校編」の更新をしています。
不定期更新。
駄菓子感覚で読んでもらえるように、一話一話が短めです。
主人公以外の視点(三人称も含む)の場合、話別の題名に♦を表示しています。
設定集を掲載しました。閲覧は下記URLより。
http://ncode.syosetu.com/n9423ci/ 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-09 17:08:23
60045文字
会話率:33%
地球を巨大隕石から守るという目的でМDS(隕石(メテオ)防御(ディフェンス)システム)が作られた未来世界。ある日、哨戒衛星が地球衝突コースに乗った小惑星を発見。ラグランジュ第二ポイントに設置されたレーザー衛星の要員に迎撃命令が下った。レーザ
ー攻撃により小惑星の軌道は衝突コースから逸れて、地球は救われたかに見えた。
ところが五日後、再び同じ小惑星が現れたのである。その後、何度迎撃しても小惑星は五日置きに戻ってくるようになってしまった。月面基地にいた女性科学者がレーザー衛星に出向き調査したところ、小惑星から電波が出ていることに気がつく。その電波を直接音に変換したところスピーカーから「にゃあにゃあ」と猫の鳴き声のような音が流れ出した。これは小惑星じゃない。異星人の宇宙船だ。そう推測した科学者はレーザー攻撃をやめさせ異星人とのコンタクトを試みようと電波で呼びかける。すると誠意が通じたのか、小惑星は軌道を変更した。だが、安心したのも束の間。今度はレーザー衛星の方に向かってきたのだ。科学者も衛星要員も脱出するすべがない。もう衝突する。だが、その寸前に小惑星は停止した。そして、奇妙な行動を取り始めたのだ。
それを見た科学者は自分の推測が半分間違っていた事に気がつく。これは異星人の船ではなく、宇宙生命体(クリーチャー)。そして、ここへ来た目的は……
「撃って」彼女の指示に従い衛星要員はレーザーを撃った。
そして、宇宙生命体(クリーチャー)は満足して帰っていった。小惑星の正体はレーザーを食べる生命体だったのだ。これで問題は解決したかに見えた。だが数日後、生命体は再び現れた。今度は子供を連れて。ここへくれば餌(レーザー)がもらえると覚えてしまったようだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-19 17:38:51
4697文字
会話率:54%
L・ラグランジュホテルがある宇宙ステーション、それがL・ラグランジュ宇宙ステーションだ。
キーワード:
最終更新:2012-04-01 00:00:00
1096文字
会話率:0%
本日は、1か月宇宙ツアーへご参加いただきまして、ありがとうございます。
キーワード:
最終更新:2012-04-01 00:00:00
1588文字
会話率:0%