おまるに跨がり、ふんっ!と(うんこだけに)踏ん張ったところでフランソワーズ・ド・ラ・ジラルディエール公爵令嬢は前世の記憶を取り戻した。27歳の日本人女性、細谷茉莉花としての記憶だ。彼女としての最後の記憶はトイレに座り、ふんっ!と(うんこだけ
に)踏ん張ったところで、胸に強烈な痛みを覚えたところまでで途切れている。
細谷茉莉花は死んで異世界に転生したのだ。それはいい。別にいい。眼前の問題に比べれば些細なものだ。
なぜ、私は、自分の部屋で、おまるに跨がり、侍女たちに見守られながら、うんこをしようとしているのか。
がんばりすぎて死んでしまった茉莉花は、今度の人生こそがんばらないで生きていこうと誓うのだが、異世界の事情が彼女に平穏な日常を送らせない。
トイレの後は手で拭いて、
それなのに食事は手づかみ。
石鹸は異臭を放ち、
パンツが存在しない。
これはがんばらずに生きていこうと思った転生令嬢が、平穏な日常を得るために奮闘する(うんこだけに)お話。
///中世ヨーロッパ風ファンタジー異世界生活苦労ネタを思いついたら書くくらいの方針で進めていきたいと思います。感想などで中世ヨーロッパ風ならこんな苦労があるんじゃね?とネタをいただけたら飛んで跳ねて喜びます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-05 18:01:25
31530文字
会話率:51%
フランソワーズ・アルヌール. Françoise Arnoul あるいはパリの女猫 1950年代のフランス女優
キーワード:
最終更新:2018-06-19 05:14:07
2523文字
会話率:4%
高等学校の入学直前に前世の記憶を取り戻したバネッサ。その記憶によるとこの世界は乙女ゲームの中で自分は最後に断罪される悪役令嬢だった!
記憶を取り戻して婚約者であるフランソワーズの恋心を忘れられないと思いつつ、記憶が戻ってから断罪イベントの
日までが長すぎてイベントを重ねるごとに自分の心境が徐々に変わっていく―――
恋愛ものですが、コメディ強めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-09 16:20:13
5304文字
会話率:65%
わたしには前世の記憶がある。これは、前世でもやっぱり文学少女だったわたし、公爵令嬢ヴィクトワール・ド・ドルーが前世の記憶を生かして事件を推理する反則探偵物語である。
婚約者である第2王子エドゥアールに連れられペロー子爵邸を訪れたわたしは、子
爵の愛人の娘クロエと出会う。翌日の夜、クロエの姉で子爵の唯一の嫡子フランソワーズが何者かに殺害される。事件を解決するためわたしは従者のセヴランを連れて捜査を開始するがーーーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-03 18:00:00
48017文字
会話率:47%
フランソワーズ・サガン『悲しみよ こんにちは』と、ポール・エリュアールによる巻頭詩(小沢書店刊『エリュアール詩集』の宇佐美斉訳タイトルは「わずかに顔をゆがめて」、1932年刊『直接の生命』所収)、およびシェリー「西風の賦」に触発されたパロデ
ィ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-12 04:00:00
200文字
会話率:0%
<全6話>
愛されて 言い訳する野暮 / 言い訳しながら 愛する無粋 /
金輪際 君には見せない そう誓う / だからこうして ここに立つ
原作“Je ne suis pas là pour être aimé”
(2005年フランス映画/
邦題『愛されるためにここにいる』) 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-08 09:00:00
5115文字
会話率:33%
エルフの霊薬師ディルクは、友人ロンドの紹介で、人間の街エシグイの領主分家、サンドロ家に招かれる。
その屋敷の隠された部屋で出会った、盲目の少女、フランソワーズ。
「お嬢様の目を、治して欲しい」
全盲の主に仕える侍女アレイディアから
告げられた、不可能な依頼。
そして来る惨劇に、ディルクは誓う。
少女へ、光を取り戻すと。
『黒月に涙哭を』第52~56部サイドストーリー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-17 20:57:28
24484文字
会話率:42%