バルドゥク国に新王が誕生した数か月後の夏の季節。ローディス国は、二年に一度の大規模な祭り“剣雅祭(けんがさい)”を数十日後に控えていた。
準備に追われ目まぐるしく過ぎていく日々。誰もが忙しい忙しいと口にしながら、心を弾ませていた。ライカ
もそのうちの一人だった。
第一騎士団団長クレイ・ヴォードと第三騎士団団長ルークウェル・ダレスが、火急の報告があると告げに来るまでは。
「ライカ、お願いできる?」
「もちろんでございます、姫様」
緋の扉第二部、リムストリア編の始まりです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-20 19:57:12
99112文字
会話率:46%
「最近よく聞く言葉は?」と聞かれたら私は真っ先に「前世」と答えるだろう。学校帰りに見知らぬ少年に「よかった、貴女も生まれ変わったんですね」と言われたり、街を歩くにしてもこれもまた知らない青年に「君もこの世に来てくれたのか、前世では叶わなかっ
た、今度こそ君を僕のものに」といった鳥肌の立つ台詞まで言われたり、近所のコンビニに行った帰りには突然名前を呼ばれて振り返る間もなく抱きしめられ「漸く、会えたね。あの時の約束を果たしに来たよ」と囁かれた。どれもカッコ イケメン カッコとじが入るが。前世?全く身に覚えがありません。ネタですか?♂♀♂♀周囲の人間が前世の記憶を受け継いで騒いでいるお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-07 17:30:31
3694文字
会話率:71%
この世界で最大最古にして、最高難度のラストダンジョン『終末の迷宮』。冒険者達が恐れる最強のラストダンジョンには、実は誰も知らない弱点がありました。
『つんでれダンジョン』この物語は幼い少女がラストダンジョンの攻略に挑むお話であり、その裏でラ
ストダンジョンを攻略しようと挑む勇者たちの物語でもあります。
(この作品は、2011年の夏にARCADIA様に投稿した作品を改訂・加筆した物です。)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-25 22:57:30
49543文字
会話率:18%
20XX年 地球。怜斗は両親を原因不明の事故で亡くし、およそ十年の月日が経とうとしていた。そんな中、人類は大幅な科学技術の発展を遂げ、「COSMO」と呼ばれる人型ロボットを作り上げた。しかし、原因不明の事故が多発。その事故は怜斗の身内だけで
なく、友人やクラスメイトまで奪っていった。怜斗、そしてこの世界に生きる人々の運命は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-22 15:19:40
2262文字
会話率:0%