転勤の話が出た時、最初の候補者は「あそこへ行くくらいなら死ぬ」といって拒否をしたので、仕方なく俺が行くことになった。社宅は現場のすぐ近くだ。近くのコンビニに夕食を買いに行く。そんなに悪い所ではないと思った。夕方になったせいか、社宅の住人たち
が帰って来たようで人の気配が騒がしい。なかには常識破りにうるさく騒ぐやつらもいるが、引っ越し初日なので我慢する。忘れ物を取りに夜、工場へむかう。ふと振り返ると、真っ黒な社宅の建物。電気がついているのは自分の部屋だけだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-15 23:30:41
1359文字
会話率:14%
ある日、落ち込んでいるところに、空から竜が降ってきた。竜は怪我をしていて、ユウコを頼る。
ひとまず人の姿に戻って貰ったシェイは、昔から童謡にある、空の子供の一人だった。
ユウコは竜だったシェイの使命を手伝うが、手伝う内に、兄弟仲が変だと気づ
き、シェイも気づいているが、我慢する。
だが、空は実はシェイを使って……――嫌な予感が過ぎる時、伝承は始まる。
これは、〝私〟と龍の成長物語。
兄弟愛に目覚める、空が産んだ人外の子供たちの話。
空の子供、の話。
心が幼い竜の気持ちが、大人になる瞬間。
大事な何かを失う。
――世界でただ一人、寂しいと思ったら、空を見よう?
ハッピーエンド予定。
*ノベリストより転載+加筆修正。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-01 03:47:08
94660文字
会話率:42%
酒場。そこは冒険者達が集う場所。ある者は新たな仲間を求め、ある者は様々な依頼(クエスト)を引き受け、旅立つ。そして、過酷な旅を終えて帰ってきた冒険者を癒す憩(いこ)いの場――
のはずだったんじゃが……
いったいぜんたいワシの酒場は、
いつからその定義から外れて、こんな風になってしまったのかのう。かつては活気にあふれた冒険者達でひしめきあっておったはずなのに、今ではキワモノ冒険者の巣窟とまでいわれる有り様じゃ。まあ、理由は分かりきっておる。キワモノ呼ばわりされる一部の冒険者達の奇嬌な言動が、普通の感性を持つ冒険者を遠ざけたんじゃな。まったく、ため息しかでんわい。
「どうしたんだ、じいさん。憂鬱そうな顔して元気ないな 。なんか嫌なことでもあったのか?」
お主らのせいじゃよ! 反射的に叫びたくなるのを喉の奥で我慢する。なお悪いことに、彼らには悪気がない。自分の思うがままに行動しただけなのじゃからな。そこが、一番厄介な点でもあるが。思えば、この若者が来た時もそうじゃった……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-31 19:21:47
16556文字
会話率:55%
世界初グローバル版VRMMO【アンリミテッド・ワールド・オンライン】略してAWOを福引で当てプレイすることになった東雲 楽 はAWOの世界を気ままに
とんでもないリアルラックと那由多のLUCK値で幸運無双、目立つつもりはないが
自重する気も
,モフモフ,を我慢する気も一切なし!!
初作品で趣味丸出し亀投稿の上文才無し・・・・・長い目で見てやってください
お願い申し上げます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-09 11:23:50
20828文字
会話率:45%
彼女はいつから我慢するようになった?
最終更新:2015-03-16 11:43:04
803文字
会話率:56%
我慢するのが僕のやり方。そう思って生きてきたトモの成長記
※サイト「迷い箱」からの転載作品です
最終更新:2014-11-02 22:41:15
67643文字
会話率:35%
家庭内で孤立して我慢する事しか知らなかった女の子が徐々に自分を確立していく話し。
最終更新:2014-10-13 20:49:43
5005文字
会話率:7%
この世界は乙女ゲームであるらしい。そして私の従兄はヒロインの担任教師であり、攻略対象の一人なのだという。メイン舞台に上がらない脇役であることを生かし、ヒロインの行動を逐一メールして、イベント回避のための協力を行う私。
現実の、ロリコンワイセ
ツ教師には明るい未来は待っていない。良くて転勤、普通で辞職、へたをすれば警察に突き出されて全国ネットで犯罪者だ。未成年相手に我慢する自信のないダメ従兄のため、今日も私はスパイを続けるのだ。
「乙女ゲーム世界で主人公相手にスパイをやっています」の連載版です。短編とは一部設定が異なる部分があります。(主人公の苗字など)
☆8月23日書籍化しました。それに伴いまして本編と番外編の一部を取り下げさせていただきました。番外編の更新は続けていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-23 00:00:00
32959文字
会話率:45%
中学三年生の春。
この学校に転校してきた紅咲夜は、教室の空気に馴染めずにいた。
そんなある日、ふとした出来事で出会った少年少女の五人組。
その出会いを堺に、彼の人生は大きく回りだす。
転校を余儀なくされた、咲夜の残酷な過去。
そして……そこに刻まれたのは幾多もの過去が重なった『呪い』。
「ねっ、すごいでしょ。咲夜君」
「お前自身も気づいただろ。何かを我慢していたことに……いや、本当はそれを望んでたことに」
「私たちのどこが変なのよ!?」
「わかったようにいうな!!」
「僕のどこが素直じゃないって言うんだ」
「どうして……お前のギターから出る音は、そんなにも悲しそうなんだよ」
「じゃあ何で我慢する!?何をおそれている!?何におびえているんだ!?」
「彼らに……僕のことなんて、わかってたまるか」
彼らが過ごした青春時代が、今、始まる。
『デイリーメイカーズ』
この作品は電子書籍サイト、E☆エブリスタにも投稿していますので、よろしければそちらの方もお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-12 23:05:47
42031文字
会話率:62%
セイレーンにある国々はそれぞれが何かに特化する形で国を形成している。例えば、機械技術ならこの国、農業ならこの国といった具合だ。そのため、完全に独立して成立する国は殆どなく、相互に関係し合って世界が成り立っていた。
音楽の国であるユーフォ
ニア王国の王子ルードヴィッヒ(愛称:ルーイ)はあるトラウマから九年間、城のすぐ隣に立つ塔で引きこもり生活を続けていた。唯一話をするのは父であるユーフォニア国王アーサーと、王佐権騎士であるリフだけだった。
十六歳の誕生日を間近に控えたある日、ルーイはアーサーに呼び出される。嫌々ながらも城に参上したルーイを待っていたのは、「十六歳の誕生日をもって、ユーフォニア王国の親善大使に任命する」という非常な決定だった。どうしてもその決定に納得できないルーイはついに家出もとい、楽園への逃避行を決意する。
意気揚々と準備をするルーイだったが、不運にもリフに見つかってしまう。このままでは捕まってしまう。そんなのは嫌だと強く思ったその時、塔が眩いばかりに光ったと同時に、ルーイは吸い込まれるように飛ばされていた。
森で目を覚ましたルーイはユーノと言う天使のような青年に出会う。ユーノは小隊の隊長であり、彼らはある任務のためにこの森を抜け、マルムークまで行くところらしい。ユーノの話では、この森は迷いの森と呼ばれる磁石や電気機器類などが働かない危険な森であり、自分達のようにある程度経験のある者が付いていなければとても一人では抜けられないということだった。ユーノは騎士としての本分を果たすためにもルーイを連れてマルムークまで行ってくれると申し出る。一文無しの上、この森を抜ける能力も持ち合わせていなかったルーイは二つ返事で了承する。他人との接触を極端に嫌うルーイにとって、ユーノ隊と行動を共にすることは非常に嫌だったが、苦渋をのんで我慢することにした。それというのも、実はルーイの当面の目的地はマルムークだったのだ。三食寝床付きで目的地までの道案内までしてくれるとなれば、これほど美味しい話はない。渡りに船と喜んでいたルーイだったが、世の中そんなに上手くいく訳がなかった。なんとユーノは他国にもその名を轟かす『紅剣の黒い悪魔』と呼ばれる恐ろしい人間だったのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-06 12:00:00
146598文字
会話率:44%