我が国の海上自衛隊は、2つの分野で世界トップクラスの実力を持っている。一つは機雷の掃海能力。もう一つは対潜水艦哨戒能力の2つである。掃海は海の地雷である機雷の掃海能力。これは一歩間違えば大惨事であるが、日本の海上自衛隊は日本海軍からの伝統
もあり、掃海能力は高い。対潜水艦作戦能力は、読んで字の如く国籍不明の潜水艦をいち早く察知して、いざとなれば空対艦ミサイル(魚雷、ハープーン)を使用して領海を守っている部隊の能力である。
今回は、そんな対潜水艦作戦に従事する男達の物語を絵描きたいと思う。あまり陽の目をみない海上自衛隊の航空部隊は、通常の艦艇防衛とは違い、航空機でレーダーを使用して睨みを効かせるP-3C哨戒機に乗り組むその名も「かげろうのシーマン」であるが。
日本国は世界第6位の排他的経済水域を持つ島国であり、戦後は米国との同盟により、生存権を確保しているのが現状である。例え、空母や原子力潜水艦だと言っても、敵国の潜水艦は驚異である。日本が米国に次ぐ規模の対潜水艦作戦能力を保有する事になった経緯は、その様な背景もあった。これはそんな日本の防衛を空から守る海上自衛官の姿を描いた、ヒューマンドラマである。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-14 07:09:51
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会話率:43%
突如、異世界転移した日本。転移した先は南を除いて外海への出口が無い、コの字状に日本を覆う大陸の内だった。
大陸で豊富な資源が見つかったことで資源問題解決の目処は立ったが、更なる問題が日本を襲った。
1本線で繋がった山脈、それを越えたP
-3Cが墜落したのだ。調査の結果、この山脈を超えると1945年以降の技術はほとんどが使えないことが判明した。
この世界で生き残るため、そして更なる繁栄のために日本は大東亜戦争まで巻き戻った外の世界へ進出していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-06 12:11:39
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会話率:0%