自ら命を絶った『私』が生まれ変わったのは、鬼畜陵辱系18禁乙女ゲームの世界。
主人公の「白銀の聖女」シヴァンシカとなった『私』は、ライバルキャラである「漆黒の魔女」ナズナと出会い、王子そっちのけで恋に落ちてしまう。
しかし、シヴァンシカかナ
ズナ、どちらかが破滅するのがゲームの結末。
愛した人を守るためならと、シヴァンシカは破滅を覚悟し人生を歩んでいく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-04 08:00:00
143751文字
会話率:46%
魔女のメリィがある日、森の中で出会ったのは瀕死の少年だった。
口減らしのため捨てられたという少年へ、メリィは問い掛ける。
「このまま野垂れ死ぬか、魔女の奴隷として一生を過ごすか、どっちがいい? もし、下僕になる気があるなら助けてあげる。
その代わり、逃げ出したり逆らったりしたり、私の機嫌によっては酷い目に合わせちゃうかもしれない。場合によっては、ここで死んだ方が幸せかもしれないけど、どうする?」
「……魔女様の……下僕にしてください」
少年はメリィを守れるほど強くなると誓い、彼女の契約を受け入れた。
あくまでも気紛れ、あくまでも暇潰し。
……少年の口にした「家族」というものに、少し憧れがあったからだとか、そんなんじゃない。
数百年の時を生きる孤独な魔女メリィは、こうして人間の使い魔を手に入れたのだった――。
――そして、10年後。
「申し訳ございません、主。エンペラー・ドラゴンを倒すのに10分も手こずってしましました。伝説の魔女の下僕として情けない」
「あっはい」
……その下僕、ちょっと意味が分からないくらい強くなってしまいました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-05 10:00:00
9847文字
会話率:32%