「アレクサンダー・ライオネル・ド・マリポルト王太子殿下。あなたとの婚約を破棄させて頂く」
声高らかに宣言したのは、グウェンドリン・ルッツ侯爵令嬢だった。
短編からの連載版です。
新旧対照表
1.落下篇=短編版・新しい婚約破棄
2.覚
醒篇=短編版・新しい婚約破棄2
3.駆落篇(前)からが新展開です。
1と2に毛が生えた程度の加筆あり。全11話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-01 14:27:46
69065文字
会話率:34%
魔導士なんかと結婚なんてしません!
西北部から中央の帝都を越え、お見合いをしにやってきた生活魔導士フィリポス。
兄が駆け落ちしたせいで、貧乏領地を継がないといけなくなった男勝りのディアナ。
何故か二人はそれぞれの得意分野で、三本勝負をす
ることに。
◆◇◆◇◆
周辺国を侵略しつくした帝国で、弱きを助け強きを挫く『帝都お見合い協会』の短編その二です。
先祖代々『魔烏の森』を守り、『烏妖怪』と呼ばれる東南部の部族の婿取り話から。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-20 22:11:35
12346文字
会話率:28%
三つの王国からなる大陸の小国・マルドゥテット王国。大陸の水源を守る王国は神話の御世から水の女神を祀り、女神がもたらした治水技術を守る癸士という独自の兵力を有する。癸士は巫女を通じて女神から授かった誓約を胸に、王家に仕える。
十四歳で母を
亡くし、十六歳で誓約を授かったギルランドは、十九歳で癸士団第一師団長レフォールから第一王子ロライエムの護衛官という役職を受け継いだ。十三歳になったロライエムが癸士団予備隊に入隊するため、母たる王妃ルルヴェが王子の身を案じてのことだった。拝命に際してギルランドはロライエムが本当は王子ではなく王女であることを知らされる。ロライエムは王女の片鱗を一切見せず、身の危険を顧みずに予備隊の訓練に挑んでいく。幾度と無く危機から救い出すギルランドに、ロライエムは遂に激昂する。ロライエムは死を望んでいた。立太子される前に王子として死ぬことが母を救うと信じているのだ。ギルランドの漆黒の髪と目が隣国が祀る冥王アンキューべに似ているので、やっと死の使いが来たとロライエムは思っていたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-31 13:13:23
101457文字
会話率:62%
1851年8月。クラレンドン伯爵を伯父に持つ16歳のフェリシアは、父親から見合い話を知らされる。念願のクィーンズ・カレッジ入学が決まった矢先で、相手は東インド会社のインド駐在員。見合いをすれば即結婚させられてインドへ行かされると思い込んだフ
ェリシアは、兄の親友でロンドン大学の医学生でローズベリー伯爵家の四男エルバートに駆落ちの相談をした。目的地は駆落ち結婚の聖地であるスコットランドのグレトナ・グリーンで...。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-01 23:45:24
35758文字
会話率:48%