首すじ 小説家になろう　作者検索

ひどい頭痛がしたときは、ぽっくりさんが側にいます。

すぐ寝ようとしていたら、真っ黒な塊が。 首すじに、まるで知らない痣がありました。 半分ーー、実話です。

　インスピレーションとフラストレーション。 　そいつを捉える感性を鈍らせちゃいないか？

首すじについたキスマーク，なんて，安っぽい歌詞のよう。

　ある村に、「とかげの姫様」と呼ばれる少女カラナが住んでいた。 　カラナには、首すじにとかげの形のあざがあった。そのあざを持つ娘は、大人になったら村の護り神の「とかげの神様」の妻になる決まりなのだ。そんなカラナに、青年の姿のとかげの神様、ガレトは、繰り返し同じ話を語ってやる。 「昔、愛し合うとかげの神と少女がいました。彼らは『何度生まれ変わってもまた一緒になろう』と誓い合いました。少女の首すじについたあざは、転生しても分かるよう、神様のつけた目印なのです」。 　自分たちの昔の話を、カラナは何度も聞いては笑った。 　やがてカラナは大人になり、ガレトの妻になる。少女はとても幸せだったが、ただ一つ気がかりなことがあり……。 　それは魂の恋人たちの、痛いくらいにひたむきな愛の物語。 折りたたむ>>続きをよむ

森下ハルミは、同じクラスの男子である小松ユウトとの「腕ずもう」に負けたことから、自分が女だという事実を突きつけられる。 ハルミはその事実を否定するため、長く伸ばした髪をばっさり切った。そしてユウトとの「背くらべ」に勝ち、男の子にもまだ負けていないという自信を取り戻す。 しかし成長したことによる男女差は他の部分にも現れていて……。折りたたむ>>続きをよむ