剣術・槍術・拳闘術・魔術――あらゆる術理を収めた最強の魔王ルブルヴィム。勇者すら勝てない彼が唯一極めていないのは、回復魔術のみ。そこで彼は人類と停戦することを決め、回復魔法に適正を持つ、聖女へと転生を果たす。
回復魔術を極めるため、10
00年後の魔術学校に通うことになったルブルヴィムだったが、あまりに強すぎたために勇者と勘違いされてしまう。
不慣れな学校生活にトラブルは付きものであったが……。
「さあ、回復してやろう」
「ふははは! 敵に回復魔術をかけるなんて馬鹿か、お前」
ゴキッ!(1発KO)
「こいつの弱さは治っていない。やはりまだ俺の回復魔術は、未熟だ」
回復魔術に並々ならぬストイックさを持つ魔王様が送る学園コメディ!
※ 2020/11/02 22:15 タイトル変更しました。
旧タイトル「回復させたいヤツに会いに行く~回復魔術を極めたい魔王様は、聖女に転生する~」 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 12:10:00
219167文字
会話率:35%
世界各地を旅する冒険者、エクムント=バルミング(35歳)
彼自身は剣は人並み、魔法の腕も人並み。30代という冒険者をやるには老け過ぎた年齢というのを除けば、掃いて捨てるほどいる凡人の冒険者に見えた。
だが、彼がひとたび助力を願えば世界有
数の逸材が集まる、歩く人材バンクであった。
「あらゆる分野における最強の人間にいつでもアクセスできる」という最強の武器を携え世界各地を飛び回る彼の真意とは?
これは「神に最も近い男」とすら言われる男の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-23 19:00:00
53024文字
会話率:55%
冒険者家業に限界を感じ、引退の手続きを行ったフェン。
三十路を少し過ぎた頃のフェンは、見習い時代に負った傷が原因で見習いや見習いを卒業して間もないころの冒険者が受けるようなランクの依頼しか受けることができなかったために、万年低ランクであった
。
そのため、草むしり、最終指導者、雑用係。口さがない冒険者からは、万年見習い、と呼ばれ、蔑まれていた。
だが、彼は同じギルドに所属する冒険者たちからはともかく、ギルド職員とギルドマスターからは、期待されていた。
そんなおっさん冒険者の引退は、ギルド職員たちとギルドマスターに衝撃を与えることとなる。
だが、冒険者たちはそんなことはまったく気づくことはなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-15 00:00:00
6068文字
会話率:33%