――――――世界は終わった。けれど、彼らの物語は終わらなかった。
動かなくなってしまった世界の歯車を動かしたのは一体誰なのか。
悪友の悪戯で別の世界線から連れてこられた青年か。
あるいは死を願いながらそれでも藻掻く青年か。
はたま
た代わり映えのない世界に呆れ果てた少年か。
いくつもの思惑が交錯して、世界はようやくもう一度動き出す。
彼らの敵は《プランドラ》と呼ばれる人類を一度滅ぼしかけた巨悪。
対する彼らにはADDと呼ばれる人類を救える唯一の希望。
そして、三人の青年少年の前に立ちふさがるのは人の形を持つ《神の具現化》と称される人類では到底太刀打ちできない《プランドラ》の頂点たる《王冠種》。
絶望しか無い世界で彼らは何のために戦い、誰が為に泣き、どうして傷つくのか。
これはディストピアを晴らす、三人の青年少年たちの軌跡――――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-02 13:00:00
149141文字
会話率:33%
まだ迷信やら噂やらが信じられていた時代。とある山には化物が住み着いていると云われていた。
そんな噂も露知らず、否、知っていても気にも留めず己が生活を続ける二人の話。
最終更新:2014-03-09 17:41:07
4108文字
会話率:59%