現代社会に暮らす我々人類は、競争の中で生きている。
時に、他人と比べたり競い合ったりすることに疲れ、是非が問われることもあるが、この地球上で競争が存在しなかった時代が果たしてあっただろうか。生物は皆、日々生存競争にさらされ、人間も例外で
はないのだ。競争は敗者となった種を地の底に埋め、進化を促してきた。
『仲良く手をつないでゴールしましょう』という理想を否定するつもりはないが、生きている限り、競争から逃れることはできない。そして、進化の波に我々が逆らうこともまた難しいのかもしれない。
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最終更新:2024-11-06 11:00:00
1896文字
会話率:25%
「神様、死ぬ前にどうか私のねがいを聞いてください。どうか、どうか――推しを助けてからあの世に逝かせてください」
水沢美羽は願った。
卒業式の日から中学三年の春先にタイムリープした美羽は推しである元子役俳優の久世流希亜(くぜるきあ)に接触
する。
「私は、卒業式の日に死ぬんだ。それまで、あなたの時間を毎日一時間だけ私に売ってくれない? 推し活をしたいの」
と提案する。
流希亜は子役時代、有名女優である母親が不倫をして、父親がその相手を刺したことで泥沼離婚を経験する。
子供の頃はそのことでいじめに遭った。引っ越した先で優しくしてくれたのが雨下美和だった。
美和は中学三年の時に学校で自殺をした。
流希亜は幼なじみが自分のせいで自殺したことで、中学校に居場所がなくなっていた。
亡くなった雨下美和のラインに既読がつかないことをわかりながらも何回もメッセージを送っていた。
お金で繋がりたくないと思った流希亜。
「じゃあ、美和の代わりにラインの返信をしてほしい」
二人だけの秘密ができた。まるでウソの恋人。ウソ恋が始まる。
美羽は母子家庭でいつもアザがあった。美羽のことを助けたいと思うようになる。
世界を終わらせることは簡単なことなのかもしれない。
終わらせないことのほうが難しいのかもしれない。
少し待てば世界が変わって見えるかもしれない。
今までの自分から卒業しよう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 17:20:00
29312文字
会話率:37%
とある人気店へ面接に伺ったお話です☆
最終更新:2023-10-16 12:21:13
3586文字
会話率:0%
皆さんは小説の中の人物とか背景の描写をしっかりと読み込みますか?
私は結構読み飛ばします。
最終更新:2019-05-05 10:10:00
1829文字
会話率:0%
恐らくここは、未来だとか過去だとか、そんな歴史はわりとどうでもよくて、星空みたいに輝くことだけで成り立っているような、そんな世界。
平凡な人々が、喧嘩も恋もありきの町で、愉快な暮らしを送っているような世界。
少し変わっていることと言えば、
俺たちの住む星では「宇宙」という存在が、異様に身近に感じるということぐらい。
おいしい魚はたいてい宇宙で釣れたり、星の装飾が施された聡明なネイビーブルーのベストの生地は、宇宙で裁断されてたり。
今じゃもう、「宇宙」の恩恵を受けずして、俺たちの生活が成り立つことは難しいのかもしれない。
そして、俺——ヘレニックは、そんな宇宙から来たという女性から、熱烈なプロポーズを受けた。
「どうか騙されないで聞いてほしい」
子どもの頃、俺の目の前に現れたその女性は、きらきらとしたオーラを纏いながら、小さな俺の手をぎゅっと握ってそう言った。
何年経っても変わらぬ愛を振りまく彼女へ———
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-10 23:56:17
81616文字
会話率:24%
当たり前と思っていることでも、
なくならないと気づくことさえ難しいのかもしれない
最終更新:2017-09-26 03:21:58
1282文字
会話率:2%
僕は、詩を書くときはなるべく飾り付けすぎないようにと気を付けているのですが、飾り付けないということは飾り付けることよりも難しいのかもしれません。
最終更新:2015-03-25 11:30:13
229文字
会話率:0%