強い魔力が貴族の証とされる王国で「魔力なし」として生まれた侯爵令嬢のミリエルは、「御しやすい女」として貴族令息たちに陰で侮られる存在だった。
しかしミリエルは、その悔しい経験をバネに勉学に励み、女性の身でありながら自力で最年少宰相候補にまで
上り詰めた。
けれどある日、救国の英雄であり公爵家の嫡男でもある騎士団長に無理矢理迫られて。信じていた人に裏切られ、力のない悔しさを味わったミリエルは、
「あなたの愛はその程度ですの!」
と説教をすることになるのだが。
勘違いで暴走する騎士団長と幼馴染の王太子、二人の間に挟まれた訳アリ侯爵令嬢ミリエルの恋の行方は?ドキドキのハッピーエンドストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-17 17:49:35
5164文字
会話率:63%