ある夏の日。チョウは町で買い物を。
「うらめし、や・・・うらめし・・・」
露台にならんでいる美しいかんざし。
なんや、けったいなもん(意訳:変わった妙なもの)ついてるわ。
※平安時代っぽい世界。※京都弁っぽい言葉が多いです。
※単独
で読めます。※短編『春の花』『秋の風』『冬の月』とつながりがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-14 12:11:32
4490文字
会話率:37%
ある春の日。ハナは手毬を追って庭の奥へ。
「ワシを助けてくれたら、一生お主に仕えたる」
「はぁ? 何を突然言うてはりますの」
大きな岩のところに目が2つ、ついていた。
ハナは、その岩のところにまで転がっていた手毬をササッと己の手の中に取
り戻した。
「まぁ聞けや。ワシの不運を」
※平安時代っぽい世界。※京都弁っぽい言葉が多いです。
※続編『夏の蝶』『秋の風』『冬の月』があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-13 21:39:59
3118文字
会話率:62%