レティは貴族の令嬢でありながら騎士を目指す身。
背の高さは戦いにおいては有利と知っているけれど、殿方との身長差が気になるお年頃。
そんなレティが入学した学院に、庶民でありながら新入生としてやってきたアーユ。
周囲の貴族たちは「身の程知らず」
と嫌悪するけれど、背の高いアーユの隣でなら憧れていたハイヒールも履けるとレティは彼にバディを組もうと申し出た。
バディを得られないと退学になると聞かされたアーユは、覚悟を決めてレティの手を取った。
騎士令嬢と猫かぶりな庶民。お互いの利益のためにバディとなったふたりだったけれど、いっしょにいるうちに相手のことを意識し始めて……。
秋月忍さん主催「男女バディ祭」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-12 12:09:20
30000文字
会話率:30%