だけど、あたしにとってのエレナという名前。
これに関しては違和感しかない。
あたしの本当の名前は宇賀神伊織。
このエレナという名前は私のそっくりさんに付けられたような名前。
薄暗闇の一室で鏡とベッドしかない部屋。 その時の
記憶はおぼろげで、正確には覚えていない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-01 17:06:02
45032文字
会話率:19%
手に取れば重くてズッシリとその存在を誇示するような重量。
厚みもそれなりの厚みで、中身を包んでいる表紙は本の中身を守るかのような厚み。
表紙の色はやや暗い茶色。
そして不思議なことにその本の表紙と裏表紙、さらには背表紙までに何ひと
つ記載がない。
本来あるはずの本の題名、作者の名前である著者名すらない。
しかも、図柄も模様も一切存在しない。全くの無地。
その本を手に取りペラリと表紙をめくる。
一枚目は白紙。
その一枚目の裏面である二頁目も白紙。
そして、次の頁を見るために視線を動かす。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-10 12:31:55
177110文字
会話率:11%
盗むのはお宝からいわく付きのものまで、アースキャニオン随一の景観を誇る、スクルージディスコニアンにてスクルージ氏よりアサルトドアの邪本の回収を依頼された主人公のエレナは無事に依頼をこなしたはいいが、スクルージ氏からの追加の依頼をうけ、過
去へ遡ることになる。
果たして、エレナはスクルージ氏からの追加の依頼達成できるのか?
▲<『ジャスティスオブラバー』【盗んだお宝、多次元ブラに詰め込んで】本作品を、作者、及びサイト運営者の許可なく、転載、又は翻訳による転載を固く禁止致します。>
▲著作権の侵害は犯罪です。3000000円以下の罰金、又は3年以下の懲役です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-14 21:31:26
148523文字
会話率:10%
鏑木千里は剣道部のエースである。このお話は高校剣道全国三連覇を目前に控えた初夏の出来事。
鏑木千里はオタクである。このお話は彼女の黒歴史が巻き起こす出来事。
夏の大会を控え練習に打ち込む千里であったが、その前に大きな敵が立ちはだかる
。学生最大の敵。期末テストだ。
テスト勉強にどうしても身が入らない千里は、気分転換に部屋の模様替えを始める。
模様替えをしていた千里は、部屋の奥に埋もれていた数冊のノートを見つけてしまう。それは彼女が中学生の時にしたためていた、脳内連載をまとめた創作ノートだったのだ。
あまりにも恥ずかしいそのノート。いわば黒歴史と呼ばれるその邪本を処分するために、翌朝彼女はゴミ収集所へ向かう。それがいけなかった。
収集所を目前に、不幸にも彼女は事故に遭ってしまう。
意識を取り戻した彼女が目にしたのは、黒歴史ノートにしたためられたあまりにも恥ずかしい記憶と同じような異世界だった。
今、彼女の精神を抉る異世界の生活が始まろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-14 22:31:41
66264文字
会話率:42%