共和国大統領の在原葉一は戦時中、国家を予算を使って奇妙な実験を行っていた。それは敵国である皇国との平和を模索する為のものであり、訳あって皇国から亡命してきた巫女の力を借りて、遂に実験を成功させた。しかし、成功直後にクーデターが起きてしまい、
実験結果を国で活かすことなく銃撃され、意識を失ってしまう。
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共和国とは大きく異なる――皇御国。
そこで目を覚ました〝青年〟葉一は名前以外の記憶が欠落していた。漆黒の闇世界に放り出され混乱していた中、導となる光――巫女夜澄に保護され身を寄せるようになる。
日々記憶を手掛かりを探しつつ、国民との価値観に違いを感じ始めた頃。敵国との戦争が勃発した。
逃げ込んだ防空壕で、葉一は目の痛みと共に視界に映ったのは、まるでゲームのような二つの選択肢。その片方を選んだ日より、葉一は皇御国における歪な伝統を知る事になる。
記憶もなければ、帰る場所もない。知らないようで知っている世界で、葉一は徐々に世界の真実に迫る。
この世界の真実とは何なのか、自分は何者なのか。
自らが誇れる選択肢を選ぶ時、真実の扉は開かれる――。
※注意※
・電撃文庫に送る前の物です(修正前)。期限ぎりぎりで色々削った結果、無茶苦茶になっていたという自覚はあったので。
・場面の切り替わりを意識して話数を区切っています。その所為で、内容が短かったり長かったりする部分がございます。事前にご了承をぉ~!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-14 18:00:00
122527文字
会話率:52%