「あなたに一目惚れいたしましたわ!」
その言葉からはじまった君との関係。
工事現場で働く土埃にまみれた僕の手を、彼女はためらいもなく握りしめてきた。
「私……陸斗の傍にいますわ。絶対に、絶対に離れたりなんかいたしません!」
「お前は
主人に懐いた犬か?」
「えっ……!?」
彼に恋したお嬢様の恋はどこまでも熱く、想いを募らせていく。
だけどーー。
「……お前には無理だ。歩んできた道が違いすぎる」
笑って、泣いて、お嬢様はたくさん恋をする。
「私は陸斗が好きですわ。誰よりも、愛してます。あきらめるなんて出来ません」
これは工事現場で働く繋ぎを着た彼に、全力の愛をぶつけるお嬢様の恋物語。
高山陸斗 × 六条鈴華
暑い日差しの下で、彼らの少し変わった初体験がはじまるーー。
※本作は2014年にエブリスタで連載していたものを転載したものになります。(原案は2010年ごろになります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 21:39:39
27518文字
会話率:30%