別にいいんじゃないんですか? 上手くならなくても——。
後輩マネージャーのその一言が、彼の人生を変えた。
全国常連の高校サッカー部の三軍に所属していた如月 巧(きさらぎ たくみ)は、自分の能力に限界を感じていた。
練習試合でも
逆転負けの原因になってしまった巧は、三軍キャプテンの武岡(たけおか)に退部を命じられて絶望する。
武岡にとって、巧はチームのお荷物であると同時に、アイドル級美少女マネージャーの白雪 香奈(しらゆき かな)と親しくしている目障りな存在だった。
だから、自信をなくしている巧を追い込んで退部させ、香奈と距離を置かせようとしたのだ。
そうすれば、香奈は自分のモノになると思っていたから。
武岡の思惑通り、巧はサッカー部を辞めようとしていた。
しかし、そこに香奈が現れる。
成り行きで香奈を家に上げた巧だが、なぜか彼女はその後もちょくちょく彼の家を訪れるようになって——。
「これは警告だよ」
「勘違いしないんでしょ?」
「僕がサッカーを続けられたのは、君のおかげだから」
「仲が良いだけの先輩に、あんなことまですると思ってたんですか?」
甘酸っぱくて、爽やかで、焦れったくて、クスッと笑えて……
オレンジジュース(のような青春)が好きな人必見の青春ラブコメ、ここに開幕!
※ちなみに作者はポン・ジュース一択です。値上げやら販売中止やら、悔しい限りです。本当に悔しいです。奥歯が折れそうです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-10 20:02:07
10528文字
会話率:37%
中学時代から豪速球で名を馳せた投手だった橘祐輔(たちばなゆうすけ)は、甲子園出場をかけた県大会の決勝で、まさかの逆転負けを許してしまう。
それ以来、自分の思い通りにプレーができなくなってしまっていた。
『野球を辞める』
そのことを真
剣に考えていた矢先、学校に向かう道中だった電車が、脱線事故を起こしてしまう。
祐輔はその事故の影響で、意識不明の重体に陥っていた。
そしてもう一人、電車に同乗していた安藤三夏(あんどうみか)という少女も、頭を強く打ち、目を覚まさなくなっていた。
2人は、子供の頃からの幼なじみだった。
高校では別々の道を歩み、連絡ももう取らなくなっていた。
中学時代の、ある“事件“以来…
目を覚ました三夏は、自分が祐輔の体の中に入っていることに気づく。
病室のベットの上で、眠ったままの「自分」の姿を見ながら、祐輔の意識が遠のいていく気配を感じていた。
子供の頃に交わした約束。
心のうちに秘めた想い。
もう2度と、再会することのなかったはずの2人が、最後の夏に駆けた「夢」とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-07 22:00:07
30664文字
会話率:29%
オセロワイヤルというSNSを通じて賭けオセロが行われている日本。オセロの王の異名で呼ばれるオセロ賭博師の青年、黒田はオセロの幼き女王の異名で呼ばれるオセロ賭博師の少女、白雪に賭け金50万の高レート勝負を挑む。
最初は優勢だった黒田だが中盤で
パスせざるを得ない状況に追い込まれ、逆転負けする。その白雪の勝ち方に感心した黒田は置き方を教えてくれと彼女に土下座して頼み込む。仕方なく白雪は黒田に指南を始める。
はたして黒田は白雪の置き方を習得できるのか。そして彼らに挑む関西最強のオセロ賭博師を倒すことができるのか。白熱のオセロバトル小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-17 20:12:50
8663文字
会話率:61%
【重複投稿】
長角由仁はユニコーンの血を引く亜人間の高校生。非処女に触れると股間が角に変貌する体質のせいで普通の恋愛ができない。
ある日、部長を務める園芸部に生徒会の視察が入ることを知り、幽霊部員兼友人、生粋の処女厨イケメンの明日葉一途
、妄想癖の激しい腐女子の百合多千夏に相談するが二人はやる気がなく視察の日もサボる。
視察に来たのは清楚の化身な美女、生徒会長清純院りりさ。彼女に連れていかれた廃部寸前の家庭部で以前不良から助けたビッチ系三稜草真純と一途に出くわす。
互いの部は存続のために協力することに。ビッチと決めつけていた由仁は、活動を通じて真純が心の清い女の子であることを知って惹かれていくがなぜかりりさが邪魔をする。
彼女も淫魔リリスの血を継ぐ亜人間だった。性欲と人間社会に馴染む彼への嫉妬から由仁を押し倒す。彼女が真のビッチである現実に絶望した由仁は逃走。りりさは腹いせに料理部と料理対決をして勝てば存続、負ければ廃部と決めつけ、さらに一途を惑わして二人を仲違いさせた。
真純の助言に促されて由仁は一途と気持ちをぶつけあい仲直りする。由仁は気遣いのできる優しい真純が好きになり、彼女もまた由仁の誠実さに好意を持つ。
困難を乗り越えて四人の結束は固まり対決一回目。執事姿の一途とメイド姿の多千夏、由仁と真純のカレーにケーキが好評で大差をつけて勝利。由仁は自分の気持ちと向き合い、対決が終わったら真純に打ち明けようと決める。だがりりさの横槍で由仁の全てが真純に伝えられ、対決二回目の日に彼女は失踪。由仁はりりさの下に行き、彼女に対しても素直な気持ちをぶつけ、理解しあう。
そして真純と本音をぶつけ合い、求め合う二人の手が重なり、体も心も距離はゼロ。対決は逆転負けで終わったが、会長権限で園芸部は存続。真純は園芸部に入部にし、由仁に興味を持つりりさも加わった。真純との仲はあやふやだが青春が前進したことに由仁は満足する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-08 22:31:20
32487文字
会話率:34%
おれは金が欲しかった。
突然、ロボットか異星人の女が出現しゲームに参加しないかと聞いてきた。勝負に勝ったら望みはかなえられると言った。おれはよく考えもせずに参加した。
ゲームはごく単純な、運だけのトランプゲームだった。四回カードを引いて、
おれの勝利はほぼ確定的だった。
おれが負ける確率は非常に低かった、はず、だった……。
なお、ヤフーブログに再投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-11 18:00:00
1537文字
会話率:14%