今から数十年後の近未来の話。第4次世界大戦中のとある小国の軍は秘密裏に少女を誘拐して手術を受けさせ、その魔女の肉体を使って主要戦術機である軍事ロボットを開発していた。
魔女に憧れる少女・夏希はある日言葉巧みに騙されて魔女にされてしまう。
魔女がロボットを作るために必要な条件は互いに愛し合う番を見つけること。しかし女の子を好きになることのできない夏希はいつまでも一人、魔女の集められた軍の研究施設で孤立していた。
そんな中、夏希に「一目惚れ」したという1歳年下の少女・小春がやってくる。最初は彼女のことを鬱陶しく思っていた夏希だったが、小春と同じ時を重ねていくうちにだんだんと夏希を愛おしく感じるようになってくる。
ロボットになんかならずに小春といつまでも隣に居続けたい。そう思っていた矢先、敵国のロボットが夏希たちの研究施設を襲撃してきて……。
これは、二人の少女の紡いだ第4次世界大戦の1ページ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-24 17:19:59
9979文字
会話率:30%
貧富の差が拡大した近未来。父親に捨てられた17歳の少年、木島樹理は、妹の木島小鳥とともにつましい暮らしをしていた。あの男が現れるまでは……。
人々の『見たい』が暴走した世界。富める『視聴者』は貧しき『配信者』を煽り立て、犯罪非犯罪を問わず
刺激的な行為を強要し、社会問題と化している。しかし『視聴者』たちの欲求は肥大化し、もはやそれだけでは満たせなくなっていた。
裏社会は、いちはやくその渇望に応える。ディメンション・アーツ。最新式の人型軍事ロボットが各国から流出し、少年少女を乗せて殺し合いをさせるという過激なショービジネスが暗密裏に催されていた。
最強のディメンション・アーツ、GX-84、通称カエサル。胴元(ブストゥム)にそのパイロットとして選ばれた樹理は、自らディメンション・アーツに搭乗し、闘いを勝ち抜くことで、肉体を弄ばれた小鳥を救うことができるだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-11 21:05:31
8794文字
会話率:45%
~八機士・序文~
皇紀2699年。
西暦2039年。
軍事ロボット開発機構アークロイド社は世界に対し宣戦を布告。
時を同じくして、各国に輸出された八百万を超える戦闘用アークロイド社製ロボットが突如、急変。次々に世界中の軍事基地に対し攻撃を開
始する。
各国首脳は当初10日ほどでアークロイドを鎮圧出来る。
と豪語したが、楽観的予測は裏切られ、アークロイドによる侵攻は瞬く間に世界中に広がる。
皇紀2700年。
西暦2040年。
アメリカ、イギリス、日本、イスラエル、南アフリカ、及び一部地域を除く世界の主要都市が次々とアークロイドに制圧される。
皇紀2701年。
西暦2041年。
日本のロボット研究、開発においてトップシェアを誇るアイバロボット産業は、アークロイドの暴挙に対し、平和利用を続けけてきた産業用、医療用、介護用ロボットの技術を軍事用へ転換することを余儀なくされる。その後、量産型・戦闘用ロボット・ガンロイドを開発。
アークロイドの実効支配の及ばない僻地を拠点にガンロイドの戦地、実戦投入が始まる。
皇紀2702年。
西暦2042年。
当初、経験不足と不慣れな戦闘から苦戦を強いられたガンロイドだが、ロボット同士の記憶共有により目覚ましい成長をとげる。
その戦いぶりは古参のベテラン兵士ですら舌を巻くほどになる。
ガンロイドの活躍で世界の半分を取り戻すことに成功するが、依然として戦いは膠着状態が続き、戦火の炎が消える気配はない。
皇紀2703年。
西暦2043年。
アークロイドはアイバロボット産業の研究技術主任、相葉博士の暗殺を試みる。が、博士の身辺警護にあたるナイトロイドにより手痛い反撃を受け暗殺は失敗に終わる。
ナイトロイドはアイバロボット産業が極秘に研究、開発を進めてきたガンロイドの上位機種だ。さらに、相葉博士はナイトロイドの最上位機種である、のちに八機士と呼ばれる、エイトロイドの存在を公表する。
相葉博士はその場でエイトロイドによるアークロイドの殲滅を宣言。
対して、アークロイドは開発途中の時限退行システムを強制利用し、最強のアークロイド暗殺部隊を過去へ送る計画を立てる。
時限退行システムの限界退行時間は三十年。
相葉博士が十六の春の年である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-17 20:17:49
24785文字
会話率:48%
これは人の代わりに軍事ロボットが戦争を代理する世界。
軍事ロボットのX1は敵の攻撃を受けて森で修復していたらそこに一人の少女が通りかかる。
しかし少女にもある秘密があり……その秘密に二人は大きく運命が変わる。
これは秘密を抱える少女
と心を知らない軍事ロボットの恋のお話。
■■■
これはある曲をモチーフにした小説です。
3話完結。
その曲が好きすぎて思わず衝動的に書いてしまった作品です。
知っている方は是非曲と一緒に見てください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-25 08:20:20
6182文字
会話率:55%