2004年春、京都の和菓子屋の娘が「東下り」しました。日本サッカーの名門、葛飾クラブの女子ユースチーム・プリンセーザに合格した藤原杏木は幼き頃より鞠に勤しんだ蹴鞠ガールでございした。
杏木を待ち受けていたのはサッカー漬けの毎日、そして
同様に全国から集まった足自慢の少女たちとの共同生活です。
そんな杏木が夜な夜な話しかけるのは物言わぬ鞠なのでした。彼女の鞠には蹴聖と呼ばれた名人・藤原成通と三人の鞠の精が宿り、昼夜を問わず鞠を叩きこみます。しかしそれは他の者には見えません…
なでしこジャパンの名称が誕生した年を舞台にした女子フットボール賛歌、キックオフ! 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-01 19:17:56
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会話率:37%
平安時代末期。貴族たちはいっせいに同じ夢を見た。
山の上に建てられた神社。柵も鳥居も朽ち果てたその神社において、蹴鞠をする場所だけはきっちりと整えられている。
そこは蹴聖と呼ばれる人物が、蹴鞠の練習場として選んだ、候補地の一つだった。
最終更新:2018-07-21 14:58:46
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会話率:7%
此処ではない、何処かーーー
日ノ本に蹴鞠を祖とする『蹴球(サッカー)』が【藤原成道】によって誕生した。平安時代末期、源平の間で戦の代替として蹴球が採用され、以降、時代の寵児『蹴聖』が現れるごとにこの国の歴史は動いてきた。
しかし、
徳川家の得意作戦『鎖国』により、日ノ本蹴球は長期にわたって停滞してしまう。江戸の太平の世ではガチガチの『鎖国』サッカーばかりで、面白味のない蹴球となっていた。能無し殿様たち、泰平の世に野心も削がれた武士たちは、新たな戦術を編みだそうという気概すらなかったからである。
そんな暗黒の時代に現れたのが、【坂本龍馬】であった。
「ニッポン蹴球界の夜明けぜよ」
脱藩浪人で海援隊を結成した龍馬は、並みいる強敵達を前に日ノ本をひとつにし、世界へ通じる大海原へ漕ぎ出す事ができるのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-01 00:10:03
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会話率:13%