……どこまでも続く、大草原。
──僕は誰だ?
その自問を繰り返しながら、僕はただひたすら前へと進む。
どういうわけなのか、僕は何も覚えていなかった。……僕は記憶を失っていた。
いったい、ここはどこなのか?
僕はいったい誰なんだ
?
いくら歩いても果ての見えないこの草原と同じように、僕の記憶世界にもただ無限の闇が広がっていた。
そこには、何もない。
僕は誰なのか。何度心の中で自問してみても、答えは見つからない。
一条の光さえも射す気配はない。
時ばかりが無為に過ぎてゆく……。
……まったく何も思い出せなかった。
自分の名前さえ分からないまま、僕は広大な世界を彷徨い歩く。
(──以上、本文より抜粋)
素直に考えるならば、この作品はファンタジーということになるのでしょうが、書いた当人がファンタジーというものを意識(志向)して執筆した物語ではないので……迷った末、「童話[その他]」に登録しました(作者の気持ち的には、童話を児童文学と言い換えれば、こちらの方がしっくりくるかなと)。
(現在、本作品は「小説家になろう」と「アルファポリス」にて掲載しています。)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-08 23:42:44
9284文字
会話率:23%
遠く遠くの次元、この世界の次の時代へ行く境に起こった物語。
記憶世界最初の物語。
キーワード:
最終更新:2020-04-23 15:36:09
19376文字
会話率:40%
ある日、記憶世界の宝石の森工房に珍しい客が現れた。
キーワード:
最終更新:2019-11-07 20:16:54
3554文字
会話率:74%
記憶世界の龍王が中心のお話。
ある日、宣戦布告を叩きつけられ、王は一人で迎え撃ちに行くとおっしゃいまして…。
キーワード:
最終更新:2019-07-01 19:00:00
8783文字
会話率:44%
記憶世界。
城壁の外側に作られた国
十二星座国。
城壁周辺で「自分」が現れ、「自分」を知る人に、誰かに見つけてもらいたい一心で城壁を登る
晒し中
最終更新:2017-11-15 17:56:40
16917文字
会話率:53%
立花朱雄(しゅお)は、中森康次郎老人を永森結衣とその妹弟である沙希と裕彦(ひろひこ)が三人で切盛りしている紅茶専門店「香夢異」へつれていくが……。第二十回電撃小説大賞第一次選考落ちの作品です。
最終更新:2014-05-14 00:00:00
116496文字
会話率:35%