腐れ縁ってわけじゃないけど、一緒にいた時期が短くても十何年離れていても、再会した一瞬で親友に戻る不思議な奴って、いない?
かっこつけたり、見栄を張る必要もない相手。安心して心を開けるけど別に狎れ合うつもりは一切ない、よくわかんない絆の、
替えのきかない友人。俺にはそんな奴が一人だけいた。
中学三年の時クラスメイトだったあの男は、すっげえ恥ずかしい俺の思い出を抱えている。で、俺もそいつのそれを持っている。ガキでバカで、思い出すだけで痛いし青いし恥ずかし……っ! ってなっちゃう惨事の記憶。
互いに何も言わないけど、あの夏はきっとそれぞれの人生のターニングポイントだった。
A Hideout in Blue.
これはそういうよくわかんない絆で繋がっているかもしれない藤沢晶(ふじさわ あきら)と穂高湊(ほだか みなと)の、秘密基地と洋楽と、青い約束の夏物語。
今も、当時の記憶は一層色鮮やかに二人の人生に残り続けている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-15 23:00:00
70169文字
会話率:53%
僕は君に本音を言わないけど、君は全てお見通し!
僕の彼女は、僕の心が見えているのか?
最終更新:2021-06-09 03:00:00
1318文字
会話率:19%
美味しいもの食べたいし、流行りも抑えておきたいし。
だけどちょっとだけ、体重がね。
スタイルは悪くないの、そりゃ華奢とは言わないけど、あんな骨と皮みたいなのより絶対私の方が可愛いわよ。
そしたらすごくよく効くダイエット薬見つけちゃった。これ
で皆の視線を釘付け!
みたいな友人を持ったぽっちゃり女子と冷静な従兄弟のダイエット談義。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-27 07:56:21
2340文字
会話率:62%
好きってまっすぐに言えたらいいんだけど、受け入れてくれないな、と思うとまっすぐには言えないな。
臆病なのもあるけど、言ってはいけない気がしてる。だから、はっきりそうだとは言わないけど、あなたに出会えて、いてくれてありがと、と伝えている。バレ
てるかな。バレてるだろうね。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2020-07-10 22:48:52
227文字
会話率:0%
マンションの5階に住んでいます。
鍵は私しか持っていません、いつかは僕も欲しいと思っています。
あと5回誕生日が来ると僕も鍵を持つことが出来ます。お母さんもお父さんもそんなことは言わないけど、僕は知ってるんです。知っちゃってる
最終更新:2020-04-05 15:09:00
1228文字
会話率:16%
「本当にこのままでいいのかな。」
甘い恋を望んで運命の人を探す高校1年生の田中葉月。
沢山の人と出会う中で、ドキドキした甘い恋をしたかった彼女は、それとは真逆の恋愛を経験していくこととなっていく...。
「もう嫌だ、こんなの恋なんて言わない
!」
どこか真面目な彼女が進んだ、1種の恋の物語。
夏になれば思い出す。
全て嫌な思い出とは言わないけど、あの日は私が1番後悔した日だった。
今でもあの人の面影をどこかで探している。
でもそれはきっと許されないことだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-21 14:24:35
9714文字
会話率:21%
ウチの猫は、『吾輩』などとは言わないけど、偉そうだ。
そのうえ、毒ばっかり吐く。手癖も悪い。
それでも許してしまうのは、可愛いからだ。
喋る猫と私の話の一幕。
最終更新:2018-06-26 23:00:00
1389文字
会話率:33%
2011年10月。妻がアラフォーにもならないうちにこの世を去った。ガンだった。結局、何もしてあげられずに逝かせてしまったことを、僕は今でも悔やんでる。だからこそ、この子は、美智果については大切にしてあげたいと思ってる。
あれから六年。美智
果は健やかに朗らかに育ってくれてる。と言うか、うん、まあ、健やかで朗らかなのは間違いないと思う。ただちょっと、そろそろ年頃なんだからもうちょっとこう、自覚したらいいんじゃないかなとは思わなくもない。
なにしろ、今年で十二歳になるというのに、おしゃれには興味ない。恋愛にも興味ない。でもネットのゲームは好き。携帯電話は面倒臭いからいらないと言う。お風呂には一人で入れない。裸族。髪すら自分では梳かない。スカートは好きじゃない。長い髪は好きじゃない。あんこが嫌い。チョコレートはビターしか食べない。甘いものは好きじゃない。他人に媚びるのが嫌い。特に男子に媚びるのが嫌い。自分の服と僕の服を一緒に洗っても文句は言わないけど、その一方で経血で汚れた下着も平気で僕に洗わせる。等々。
いわゆる<女子力>とかいうものを欠片も持ち合わせてないのが、僕の娘の美智果だった。
でも、そんな子でも、僕にとっては世界一可愛い娘なんだ。何物にも代えがたい宝物なんだ。
これはそんな僕と美智果の日常の物語である。
筆者注
やはりのんびりほのぼのだけを続けることはできませんでした。
子供が相手だからといって無難な他愛ない話だけしてる訳にはいきませんから。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-24 07:15:12
214499文字
会話率:21%
この物語の主人公――上谷祐介は小学生の頃からずっと、如月奏のことが好きだった。もちろん、今も好きだ。
友達の日原兄妹は、そんな彼のことを茶化しながらも応援してくれていた。絶対に本人たちには言わないけど、良い親友だと思っている。
だが
、そんな楽しい、心地よい日々は、突然に終わりを告げた。
いつまでも続いて行きそうな四角形は彼の勘違いによって欠けてしまった。間違いに気付いた時には、もうとっくに手遅れ。
絶望に打ちひしがれる彼だが、そこに女神が現れた。
「如月奏に謝るために、異世界に行ってみませんか?」
※ 異世界のカテゴリーですが、最初の現実世界の話が長めです。まるでなかなか魔法少女にならない『まどマギ』みたいですけど……って普通じゃん。
※ ギャグ多めです。
※ 上記のようにアニメパロネタも多めです。
※ あとは特にないです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-17 07:31:50
147869文字
会話率:47%