戦場で英雄と称えられた騎士ヴェルド。だが、彼の剣が救ったのは、真実か、虚構か。
凱旋式の祝福の裏で、死んだはずの宰相が蘇り、王は沈黙を続ける。
戦いの果てに残された“冠”は、彼に問いかける――「お前は、終わらせたいのか」と。
幻と現実
が交錯する王国の影で、選ばれし者の物語が静かに始まる。
覚醒と堕落の狭間で揺れる、壮絶なダークファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 05:10:22
7352文字
会話率:19%
「英雄になった。
世界を救った。
なのに──誰も、俺たちを必要としなかった。」
戦乱を終わらせた青年・エイド。
賛美に包まれたはずの彼は、
いつしか恐れられ、忌み嫌われ、
そして、静かに追い詰められていく。
救った世界に、救われない。
そんな絶望を抱えながら、それでも彼は、守ろうとした。
【これは、英雄が”英雄であることを許されなかった”物語。】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 01:22:21
19142文字
会話率:9%