「帰りたい」
「朝っぱらから毛布に包まってなに言ってるですか勇者様!?」
「いいか、エヴリル。まだ家から出てないのに帰りたいって思うのが正常な人間である」
「そんなわけないですから!? いいから仕事行くですよ!?」
「今日はオフトゥンちゃん
とデートの約束が――」
「ふんぬ!!」
「ああ!? オフトゥン!? オフトゥウウウウン!?」
「ほらさっさと着替えてくださいです!」
「…………仕事行くか(´・ω・`)」
※ツギクルブックス創刊記念大賞AI特別賞受賞折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-26 21:21:07
338080文字
会話率:54%
ルーベルト王国第一王女ローズは幼い頃に起きた事件を切っ掛けに騎士となる道を進み、敵国からは『血濡れの薔薇』と異名を付けられるほどの強さを得た。
しかし、騎士としての強さと引き換えに王女としての教育を一切捨ててきた彼女は、貴族令嬢達から「剣を
振ることしかできない脳筋王女」と陰口を叩かれてしまう。
それでも幼い頃に決意した気持ちを胸に一人の騎士として国防に専念してきたが、彼女が25歳を迎えた時に転機が訪れる。
二大公爵家の一つであるリアソニエ公爵家の若き当主カールから結婚を申し込まれ、父である国王はこれを承諾。
結婚に関して何も知らなかったローズは一時反対するも家族に押し切られて『冷徹公爵』の異名を持つ男性と結婚することに。
周囲に急かされながら結婚したローズが結婚初日を迎えると、夫となったカールとの会話は夫婦の会話とは言い難い上司と部下のような事務的な雰囲気の会話しか成り立たず、会話のキャッチボールが全然続かない。
それどころか、夫となったカールの眉間には深い皺が寄っていて終始不機嫌そうな顔を浮かべていた。
とんでもない男性が夫となり、公爵夫人としての教育に嫌気が差したローズは離縁を考え始める。
しかし、彼女が思っているほどカールは悪い男ではなかった。それどころか、誰よりもローズの事を想っているのだが……。
問題だらけな結婚生活と仕事を両立していく二人は、敵国からの陰謀に巻き込まれながらも徐々に互いの気持ちを知っていく。
果たして二人は幸せな結婚生活を送れる夫婦になれるのだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-15 22:09:46
101380文字
会話率:40%
武に重きをおく国の第一子として生を受けた王女は女であることに落胆されながらも力を求められ、剣を持ち修練を続けていた。
しかし無情にも慣れた頃に告げられたのは、王家待望の王子誕生の知らせ。
剣を捨てさせられ、婚約者を用意され、そして初の顔合わ
せ。
相手は他国の王子でとんでもない美少年だった。
自ら名乗っている最中、突然目の奥が白く弾け気を失ってしまう。
目が覚めると自分が経験したことのないはずの記憶と知らない世界の知識を持っていた。
どうやら、私には前世の記憶があるようだけれど、それを活かせる機会はあるのだろうか?
とりあえず婚約者である美少年を手懐けてみようと試みるのだが…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-27 00:45:57
10267文字
会話率:23%
武を重んじる国イルトニアフ王国。その国の王女であるアルテアは、ある日突然父であり国王でもあるベオニートルから、謎の国ケラビノス王国の第一王太子との婚姻を命じられた。自分よりも強い男が理想であるアルテアは猛反発するが、すでに決められたことを覆
すことも出来ず……。そんな中、アルテアは不思議な旅人と出会う。そして気付かぬ内に、彼女はその旅人に惹かれていくが――
※女子力(物理)を地で行く女性が主人公です。苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-20 20:23:14
42386文字
会話率:50%