ある休日、宅配サービスを利用すると、とんでもなくチャラくて変な男が来た。
彼が背負っているリュックは僕が利用したのとは違う宅配サービスのもので、その中身も僕が注文したものではない。
そして、彼のスマホに表示された住所は隣のアパートのものだ。
つまり、彼が持っている品物は僕とは無関係なのだが、彼は何故かこれは僕のものだと言い張る。
その翌日、スーパーで彼と再会した。
〝日本サンタクロース協会〟の一員を名乗る彼はその胡散臭い団体に僕を誘った。
強引にLINEを交換させられた僕は、逃げる様にその場を後にした。
それからしばらくの月日が流れ、ずっと務めていたブラック企業をついに辞めた僕は再就職先が見付からずにいた。
不採用が続き、途方に暮れた挙げ句、僕は男に連絡をする事にした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-23 10:00:00
59378文字
会話率:37%
野原 ヒロはシベリウス教の信徒だった。彼は引っ越しした地区の教会で、幼なじみの綾崎 月奈と再会する。それは十年前に別れたきりだった。なんと月奈はヒロの家に同居することに。シベリウス教の祭りを通して二人は新しい時を、思い出を紡いでいく。二人は
互いにひかれあう。ただヒロには女性不信という欠点があった。果たしてヒロは月奈に想いを伝えることができるのか……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-23 21:51:28
13351文字
会話率:46%
クリスマスの夜。
占い師は通行人を占っては嘘をつく。
何故、彼はこの特別な夜に嘘をつくのか。
切なさと、少しの謎と、愛を詰め込んだショートショート。
今宵、皆様が幸せでありますように。
メリークリスマス。
ミミ公
最終更新:2022-12-24 20:35:11
10281文字
会話率:32%
付き合っていた女性に振られ、
冴えない日々を送る青年、
三田聖《みた・ひじり》。
彼女と別れた翌年のクリスマス・イヴ。
ピザ屋のアルバイトに勤しむ彼は、
配送依頼を受けた一軒の喫茶店を訪れる。
そこで知り合ったのは不思議な女の子。
別れ
際、聖は女の子から一本の蝋燭を渡される。
それは魔法の蝋燭なの。
火を点けて、それが全部なくなると、
凄いことが起きるの
この夜、聖の身に奇跡が訪れる。
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銘尾友朗様が主催されている
「冬のドラマティック」企画の参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-15 00:07:16
11613文字
会話率:42%
影に潜み自分を隠しながら歩き続けるその名は貴嗣仮の名をホーリーナイト(聖なる月)ナイトの仕事はトレジャーハンターそしていつものようにナイトは洞窟や滝の裏側などを探っていたそしていつものように宝物、宝石、宝剣などいろんなものを取っては売って金
にしていたそしてこの話の始まりはある話からであった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2005-06-23 20:46:10
7317文字
会話率:91%