私は日向 結(ゆい)。羽曳野市に住む中学2年生。自由研究のテーマに選んだのは、近くにある応神天皇陵──教科書には載っていない古墳の秘密。だけどこの夏、私はそれ以上の“何か”に触れてしまった。
同級生の白石くんと肝試しに出かけた夜、彼の体に
“思念体”が宿る。彼が語ったのは、宇宙そのものが思考でできているということ、人間の魂もその一部であるという真実。私の心は、夏の空よりもずっと広いものに開かれていった。
家族、友人、大学の研究者──少しずつ繋がっていく世界のピース。
これは私の物語。でも、きっと誰かの物語でもある。
思考を持った“わたしたち”が、どう生きて、何を大切にしていくのかを考える、そんな夏の日の記録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 07:00:00
44623文字
会話率:34%
———明日やれることは明日やればいい。
無為な毎日を送る俺の前に現れた、一人の少女。
これは、ロクでもない俺の人生に終止符を打つきっかけとなった、とある奇跡の物語。
ではない
最終更新:2023-09-20 12:35:06
3171文字
会話率:28%
あの日、俺は彼女に出会った。
最終更新:2023-05-30 18:40:33
11740文字
会話率:29%